来年のドラフト候補となる大学3年生も注目されている。
笛田怜平投手
福岡六大学リーグは来年のドラフト1位候補として、福岡工業大の笛田怜平投手が注目されている。笛田投手は185cmの右腕投手で最速149km/hを記録する。春は4勝1敗を記録したが、秋は疲労による握力低下で降板を回避していた。
この日は「制球に課題がある」と話したものの9回2安打8奪三振1失点で九州工業大に勝利した。大学3年の時点で疲労による不調というのは気になる所だが、このままいけば来年のドラフト上位候補に入ってくるとみられる。
菊池大樹投手
菊池大樹投手は177cmから145km/hのキレの良い球を投げる。春のリーグ戦では5勝1敗で最多勝、防御率1.91でリーグ3位の成績を残している。この日は大阪経済大を相手に4安打3奪三振、5四球と制球を乱したものの完封勝利を挙げた。
現在2年生の大符正希投手などがエースを務めていたが春にエースを奪った投手、まだ課題は多いようだが勢いを失わず成長曲線を描いてほしい投手。
桜井俊貴投手は2回降板
一方、立命館大でこの春に6勝0敗、春だけで92回1/3を投げた3年生の桜井俊貴投手は、今日の関西学院大で2回まで4安打で3失点で敗戦投手となった。投球回数、球数が一人だけ段違いに多く疲労が心配されているが、大学選手権では大きなフォームから素晴らしい球を投げていた投手だけに、故障をせずに成長してほしい。
また同志社大の149km/h右腕、3年生の柏原史陽投手も3回で5安打2四球で3失点で降板した。5三振と力を見せたものの、今年に入り厳しい投球が続いている。
ドラフト時まで持つのかどうか、さながらサバイバルのような状態になってしまっている大学生投手、素晴らしい素質をもった選手が多いだけに心配にもなる。高校野球で投手の故障が注目されタイブレーク導入など対策が検討されているが、大学生投手も同じように対策が必要なのではないだろうか?
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