江越大賀選手が島袋洋奨投手からホームランで優勝、7球団20人のスカウト視察

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 東都大学リーグでは駒澤大vs中央大の優勝をかけた試合が行われ、先発した中央大・島袋洋奨投手から、初回に駒大のドラフト候補外野手・江越大賀選手がホームランを放ち、駒澤大が2001年ぶりの優勝を決めた。

ドラフト候補対決、江越大賀選手

 ドラフト2日前に行われた試合は、くしくもドラフト会議でスカウトが評価を迷った選手同士の対決となった。駒澤大・江越大賀選手は180cmを越す体がありながら、50m5秒台の足や遠投120mの強肩など抜群の身体能力があり、昨年秋は3本塁打を放つなどドラフト1位候補として注目されていた。

 しかし、春のリーグ戦ではホームランは0本、打率も.184と低迷し、主将と共にドラフト候補としてのプレッシャーにのまれた。スカウトもさすがに評価を迷い、秋のシーズンが最終チェックの場となっていた。

 今シーズンも序盤はノーヒットが続いたが終盤に来て2本塁打を放ち、打率も3割5分を越えていた。そしてこの日、今季2号ホームランを放ち、主将としてもチームを優勝させた。

 この試合を視察した7球団20人のスカウトのうち、横浜DeNAの吉田スカウト部長は「タイミングの取り方が良くなった。十分上位でしょう」と話すと、同じく武居スカウトも「ドラフト前で、優勝を決める一戦。凡フライかファウルになる球をスタンドまで押し込んだ。強肩、俊足の右打ちの野手は大学生では他にいない」と高い評価をした。

 阪神の中尾スカウトも「持ってる力はものすごいね」と評価した。大学生NO1野手としてドラフト会議では上位で指名されそうだ。

 

島袋洋奨投手

 一方、大切な試合を任された島袋洋奨投手は、7回途中まで投げて3失点、初回に2本のホームランで3失点した後は失点を許さなかった。しかしヒットこそ4本だったが7つの四球でピンチを背負うピッチングだった。

 これで12勝20敗となり、残りはあと1試合となった島袋投手、ドラフト会議に向けて「自分の中で期待しているものはある。自信はあるから提出しました。」とプロで活躍する自信があるからプロ志望をしたことを強調した。

 大学生選手という事もあり、プロ入り後は少なくとも3年以内には1軍で活躍してほしい。そこまでにまずは現在の精神的に不安になっている部分をクリアし、そこからプロで通用するようなフォームに変えていく必要がある。プロは難しい判断を迫られる。

 ネット裏でチェックした楽天、阪神など7球団20人のプロのスカウト陣も復調を喜んだ。アピール弾を目の当たりにしたDeNA・武居スカウトは「ドラフト前で、優勝を決める一戦。凡フライかファウルになる球をスタンドまで押し込んだ。強肩、俊足の右打ちの野手は大学生では他にいない」と二重丸をつけた。

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