明治神宮大会出場を決める九州大学野球選手権は、九州産業大vs日本文理大の決勝戦が行われた。九産大はエースの浜田智博投手(中日ドラフト2位)ではなく、2年生の高良一輝投手が先発すると、ノーヒットノーランを達成して明治神宮大会出場を決めた。
高良一輝投手
高良一輝投手は興南高校出身で島袋洋奨投手(福岡ソフトバンク・ドラフト5位)の2年後輩にあたり、甲子園春夏連覇時の夏の甲子園でベンチメンバー入りしていた。九州産業大に入学すると1年時からリリーフ等で活躍し、この秋はリリーフ、先発2番手とフル回転に活躍していた。
最速は144km/h、174cmと大きくない投手だが変化球のコントロールも良くカーブ、カット、スライダー、スプリットと多彩。しかしその変化球に頼らずにストレートで勝負する強気のピッチングを見せる。
この日は「いつもよりも低めに集めることができた。変化球も思った所に投げられた」と話し、また最速143km/hの速球を投げ、最後はストレートで空振り三振、10個目の三振を奪ってノーヒットノーランを達成した。
エースが後押し
九州産業大はこの日は昨日登板したエースの浜田智博投手は登板しなかったが、高良投手に「一人で行け」と激励した。これで明治神宮大会出場を果たした。最後の大学野球を楽しみ、またドラフト指名投手として注目されるであろう明治神宮大会のマウンドに登る。
2年生右腕 高良、ノーヒッター 西日本スポーツ紙面 2014/10/27
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