関西学生リーグでは立命館大vs関西大の3回戦が行われ、立命大・桜井俊貴投手vs関大・石田光宏投手が再び対決した。1回戦では5回途中3失点でマウンドを降りた桜井投手が、この日は6回まで1安打無失点に抑え、リベンジを果たした。
桜井投手がリベンジ
1回戦で最速149km/hを記録した桜井俊貴投手、この日も力のある球を投げ込み、6回までをわずか1安打に抑える好投を見せた。奪三振はわずか2つで、打球を詰まらせて取るピッチングを見せた。
桜井俊貴投手は1年時から立命大のエースとして活躍し、昨年春には6勝0敗を挙げてMVPを獲得、大学野球選手権でも奈良学園大戦で庄司力也投手と投げ合い、9回1失点で完投勝利を挙げている。コントロールもややアバウトでだが、ダイナミックなフォームからバットを押し返すような球威のあるストレートで、詰まらせて取るタイプの投手。三振をたくさん奪ったり、抜群の制球力もなく、またリーグも投高打低との声が強く、京都大の田中英祐投手もプロ入り後に苦しんでいる事から、評価は分かれるかもしれない。
しかし、長いイニングを投げるスタミナと、試合終盤でも力のある球が持続するなど、高い身体能力としっかりと下半身が固まっている投手で、個人的には高く評価している。
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