東海大・中川皓太投手が完封、桜美林大も３年生の佐々木千隼投手が１安打１３奪三振で完封

　首都大学リーグでは東海大の４年生・中川皓太投手が筑波大を７安打完封、また桜美林大の３年生エース・佐々木千隼投手は、帝京大のドラフト候補・西村天裕投手と投げ合い、１安打１３奪三振で完封した。来年のドラフト候補の一人。

　東海大の中川皓太投手は最速144km/hの速球を投げる182cmの大型左腕投手で、山陽高校時代から注目されていた素質の高い投手。今季はエースの吉田侑樹投手が不調で、ここ３試合１戦目の先発を任されると、先週の桜美林大戦では５安打完封、この日は筑波大に７安打を許しながらも完封た。

　今年のドラフト候補で総合力の高い投手だが、今年のドラフトでまだ名前はあまり挙がらない。しかし大型左腕という事もあり、社会人などで活躍して将来的にプロ入りの可能性が高い投手と言える。

　首都リーグでは今季、桜美林大が２位をキープしている。その原動力は昨年からエースを務めている佐々木千隼投手だろう。先週の東海大戦では中川投手と投げ合い０－１で惜しくも敗れたが、１枚も２枚も上の東海大打線を５安打１失点に抑えていた。

　そしてこの日は帝京大のドラフト候補・西村天裕投手との投げ合いとなったが、帝京大打線をわずか１安打に抑え、１３三振を奪う圧巻の投球で完封勝利を挙げた。佐々木投手は日野高校出身の投手で、180cmの身長から140km/h中盤の速球に、２種類のキレの良いスライダーを投げる。

　来年のドラフト注目候補になりそうな本格派右腕、期待したい。