1年生・小島和哉投手が7回2失点11奪三振、早稲田大が完全優勝

大学野球ドラフトニュース 2015年ドラフトニュース

 東京六大学では注目の早慶戦2回戦が行われ、早稲田大が7-2で勝利し、慶応に2連勝して優勝に花を添えた。浦和学院でセンバツ優勝投手だった1年生の小島和哉投手が先発し、7回6安打2失点11奪三振の好投を見せ、今季3勝目を挙げた。

1年生好投

 昨日は2年生の大竹耕太郎投手が完封し、この日は1年生の小島和哉投手が先発して7回6安打で無失点、得意のインコースへの直球と大きく曲がるスライダーに緩いカーブで11三振を奪った。

 大竹投手同様に球速は130km/h台だが、インコースにきっちりと投げられる度胸とコントロールのある投手だが、2013年のセンバツで2年生ながら浦和学院のエースとして優勝をしている実績と強心臓がある。この日も「甲子園と同じくらい緊張した」と外野スタンドまで入った早慶戦のマウンドに上ったが、そのマウンドで力を見せることができ、奪三振ショーを演じた。

 若い巧みな左腕の2本柱で、大学NO1を狙う。

 

ドラフト注目選手、好対照

 また早稲田大は、3番を打った茂木栄五郎選手が5打数2安打2打点の活躍を見せると、4番・丸子達也選手も4打数1安打1打点を挙げた。茂木選手は5本塁打で本塁打王、また打率も.390でリーグ2位となった。丸子選手は打率.438で首位打者となった。

 丸子選手は高校時代広陵高校の4番を打ち46本塁打を記録したスラッガーだが、大学では3年生まで、ヒット2本しか打っていなかった。しかしこの春に高橋監督によって、逆方向へ打つ事を意識するように指導されると、スイングがコンパクトになり、スラッガーから確率の高い中距離打者へと変貌を遂げて活躍を見せた。「大学最後の年に活躍できてうれしい」とようやくの素質の開花で野球の道はこれからも続いてゆきそうだ。

 一方、慶大の谷田成吾選手、横尾俊建選手はこの日もノーヒットに終わり、早慶戦は2試合で共にノーヒットと辛いシーズンとなってしまった。谷田選手は1本塁打を記録するも打率.146におわり、横尾選手も2本塁打、打率.250に終わった。今シーズンの成績で進路が決まる訳ではないが、大きく評価を挙げることができる4年春に結果を残せなかった事は、評価に影響することは否めない。

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最速143キロの直球にスローカーブを織り交ぜ、相手を翻弄。2年生エース・大竹耕太郎のカーブを手本に、2~3日前からブルペンで試投した。「あの球でストライクを取っても打者はヤマを張れない」と相手の心理を読んだ。4回2死から5者連続Kを奪うなど、毎回の11奪三振。斎藤佑樹以来の早大新人2ケタKを、春の早慶戦でやってのけた。「投げ終わってスコアを見てみたら、たくさん取ってるなと思った」と涼しい顔だ。

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