東海大・吉田侑樹投手は1回4失点、3年生・丸山泰資投手は2回4奪三振も敗退

大学野球ドラフトニュース 2015年ドラフトニュース

 東海大は今春不調のドラフト候補・吉田侑樹投手が先発をしたものの1回を持たずに4失点し降板した。東海大はその後、3人の投手が9回までパーフェクトに抑え、3年生で完全試合を達成している丸山泰資投手は151km/hを記録し2回で4三振を奪った。

不調のエース

 吉田侑樹投手は、昨年の春に5勝0敗で大学野球選手権に出場、選手権でも優勝の立役者となり、侍ジャパン大学代表でもエースとしてアメリカ戦で好投を見せた。187cmから投げおろす140km/h中盤の速球には角度があった。しかしこの春は2勝1敗、防御率も大学生では良くない2.86に終わっている。

 この日は先発を任されたものの、1アウトの後に四球を許し、その後ボークで先制を許すと、連続長打などで4失点を喫した。フォームを崩し悩みのピッチングが続いているようだが、投球を見ると確かにバラバラの印象。下半身と上半身が連動していない感じで、リリースもバラバラで腕を振るまでがスムーズに見えない。ただし速球時代は140km/h以上は常にマークし、角度のある球はある。素質は決して悪くない。

 大学3年春に一気にブレークし、秋も5勝を挙げるなど1年間を通して活躍をしたものの、活躍を見せた期間はまだまだ短い。疲労が出たり調子が悪い時にフォームは崩れるが、その状態からどのように元に戻すかという所に、ようやくぶつかった感じだろう。元に戻せるようにすること、どのくらいで元に戻せるのかは、今後のプロ野球でも必要な要素になる。自分のフォームを体や頭できちんと理解しているかがポイントだろう。

 試合後に吉田投手は「代表でこういう投球をしたら絶対ダメ。秋に向けてもこの負けを生かしたい」と話す。吉田投手は侍ジャパン大学代表に選出されており、ユニバーシアードでの戦いが待っている。

 

3投手がパーフェクトリレー

 東海大は初回の2アウトから登板した芳賀智哉投手が、5回を投げてノーヒット5奪三振、3年生の神原友投手は1/3回を三振で切って取り、最後は丸山泰資投手が2回をノーヒット4奪三振に抑えた。吉田投手以外はランナーを一人も許さずパーフェクトだった。

 3年生の丸山投手は特にのクイッと曲がるスライダーを多投したものの、追い込んでから投げられる速球は140km/h後半を常に記録し、8回3アウト目の三振では151km/hを記録した。来年のドラフトに向けて非常に楽しみな投手だと言える。

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昨年の最優秀投手、吉田が1回もたず、3安打4失点KO。二死から救援した芳賀ら3投手が無安打無失点に抑えたが、打線がわずか3安打。

今春は不調だったドラフト候補右腕・吉田侑が先発したが、1回も持たず4失点でKOされた。後続投手は1人の走者も許さなかったが打線の援護なく、最後まで4点が響いた。

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