流通経済大・生田目翼投手、股関節痛で自ら降板、監督はプロ入りを希望

大学野球ドラフトニュース 2016年ドラフトニュース

 歴史にも残りそうな早稲田の強打線を、6回までは1失点に抑えた。流通経済大の生田目翼投手のピッチングは素晴らしかった。

最速は147km/h

 準決勝でも完投し連投となったこの試合、速球を投げるものの最速は147km/hまで、高めに浮く球は早稲田の打線にきれいに外野まで運ばれた。生田目投手はマウンド上で腰を延ばしたり、四股を踏むように足を上げ、体のバランスを取ろうとしていた。

 速球はあきらめ、途中からはスライダーやチェンジアップを中心に投げ分けた。コントロールはアバウトだが四球を連発して崩れるようなことは無く、6回まではヒットを許しながらも1失点に抑え、チームも3-1とリードをしていた。

 しかし早稲田大は7回に一気に生田目投手を崩した。茂木栄五郎選手のタイムリーのあと、5番・石井一成選手のファーストへの強い打球がイレギュラーして外野に抜け、生田目選手は倒れ込んだ。股関節痛がありながらの登板だったが限界が来たようで、自ら降板を申し出た。チームはその後、追いすがったものの5-8で敗れ、全国制覇は逃した。

 

監督はプロ入りを希望

 「自分としては悔いはないです。股関節と肘に張りがあった。ファーストゴロだと思ったけど、イレギュラーした瞬間に、気持ちが緩んだ」と話した生田目投手、「あと3回あるので、最低1回くらいは戻ってきたい」と、全国大会への強い気持ちを口にした。

 初戦の試合終了後に、「野球はもういい」と話していた。全国大会で準優勝にもなり、本当に野球を辞め公務員を目指すのならば、辞めるのは今のタイミングかもしれない。大学野球の選手の場合、就職活動などで4年生の春には野球を辞める選手も少なくない。それでも、「あと3回」と大学4年秋まで野球をやるという事で、野球への強い思いを持っているようにも見える。

 流経大の中道監督は、「本人は公務員志望とか、走らされるのが嫌とか言っているようですが、上のステージでやらせたいと思う選手ですから」を話し、プロで活躍する投手になってほしいという希望を口にした。

 進路を決めるのは来年春になる。今週、そして来春まではもっと成長して、本格的な野球を存分楽しんで欲しい。

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13日の完封から志願し、大学初の先発連投。だが、右股関節と右肘の張りに襲われた。試合中にテーピングを施し、4回から4者連続三振を奪ったが、最速147キロで7回途中9安打6失点。「悔いはない」と潔かった。

「自分としては悔いはないです。股関節と肘に張りがあった。ファーストゴロだと思ったけど、イレギュラーした瞬間に、気持ちが緩んだ」と自ら降板を申し出た。

 中道守監督(43)は「本人は公務員志望とか、走らされるのが嫌とか言っているようですが、上のステージでやらせたいと思う選手ですから」と期待した。

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