侍ジャパン大学代表に巨人8人、楽天7人など9球団30人のスカウト視察

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 侍ジャパン大学代表はこの日、明大グラウンドでユニバーシアードで対戦する韓国代表と強化試合を行い、9-1で勝利した。昨日の壮行試合で登板しなかった投手が好投を見せ、3番に入った高山俊選手が3安打2打点の活躍を見せた。

快勝

 侍ジャパン大学代表は、明大3年生の柳裕也投手が先発すると3回をノーヒット1四球2奪三振で無失点に抑えると、4回から登板した立教大3年・沢田圭佑投手も3回を1安打3奪三振で無失点に抑えた。7回から登板した東海大4年の吉田侑樹投手は8回に2塁打とタイムリーで1点を失ったものの、3回を投げて2安打3奪三振1失点とまずまずのピッチングを見せた。

 昨日はプロ野球選手を相手に、田中正義投手が圧巻のピッチングを見せたものの、濱口遥大投手が2回で7安打を許し、リリーフの上原健太投手もピンチを招くなど課題を見せており、沢田投手、柳投手、吉田投手の活躍が不可欠となりそうだ。また善波監督は田中正義投手について「ロングリリーフも考えている」と話し、田中投手も「普段からやっているので大丈夫。どっちもやりがいがある」と話した。韓国、台湾、アメリカなどの試合では田中投手がフル回転する事になりそうだ。

 また打線では壮行試合では2番を打っていた高山俊選手を3番に、3番を打っていた吉田正尚選手を4番に、4番を打っていた茂木栄五郎選手を5番にした。高山俊選手が3安打2打点の活躍を見せると、吉田選手も初回にタイムリー2ベース、茂木選手も3回にタイムリー3ベースヒットで2打点を上げるなどクリンナップが完成した。

 

9球団30人のスカウト視察

 この日は9球団30人のスカウトが視察に訪れた。壮行試合で田中正義投手の来年のドラフト1位指名を明言した東北楽天はこの日も7人のスカウトで視察、長島哲郎スカウト部長は「田中も含め、今年の3年生は逸材が多い。今後もしっかり見ていくと話した」。また巨人も8人態勢で視察し、山下哲治スカウト部長は田中投手について「昨日はベストの投球を見せてくれた。本当に楽しみな投手」と話した。

 田中投手が注目されるものの、この日のスカウトの目的は昨日登板しなかった投手と共に、プロからホームランを放った吉田選手や、高山選手、茂木選手、谷田成吾選手、横尾俊建選手などのチェックが目的だろう。

 東北楽天は故障する選手が多く、現在は非常に寂しい打線となっており、巨人も打線に勢いを与える選手がおらず、底力があり大きく負け越さないもののファンも打線に歯がゆさを感じている。今年は外野手では吉田正尚選手、高山俊選手、内野手では茂木栄五郎選手や守備の良い柴田竜拓選手などを獲得したいという思惑もあるだろう。

 吉田選手には千葉ロッテの永野チーフスカウトも「将来はプロ野球のクリーンナップを打つ力がある」と高く評価し、全体的に評価が上がってきている。来年は田中投手など投手の獲得を想定し、今年は野手を固める年と考える球団もあるだろう。大学生野手のドラフト1位指名も十分考えられる。

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この日は登板がなく、軽めの投球練習。スカウトは9球団30人が集まり、立花陽三球団社長が来秋ドラフト1位指名を早々と公言した楽天は7人、巨人は8人で視察した。日本ハム、ソフトバンクは韓国でも密着する。

 善波達也監督は先発、救援にフル稼働させる考えで、田中は「どっちもやりがいがある」と力こぶをつくる。野球競技が10大会20年ぶりに採用された「学生のオリンピック」。過去2度の実施で4、3位だった日本を、エースが頂点に導く。

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