東北福祉大・山路哲生監督が勇退、4季連続で全国大会出場逃す

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 東北福祉大は山路哲生監督が退任する事が分かった。山路監督は2002に監督代行、2003年に監督に就任し13年間監督を務め、春秋合わせて21度のリーグ制覇をした。しかし、最近は4季連続で全国大会出場を逃していた。

多くのプロ選手も育てる

 いまは地方の大学からもプロ野球選手が多く誕生し、東京六大学や東都、関西学生リーグといったリーグのチーム以上の力を持つチームもある。東北福祉大は地方の強豪大学の先駆者として、佐々木主浩選手や金本知憲選手、斉藤隆投手といった大物選手をプロ野球に送り出している。

 今でも多くの選手が東北福祉大に集まり、山路監督はそれらの選手を育てて、2004年には大学野球選手権で優勝を果たし、2006年秋から2012年春までリーグ戦12連覇を記録した。福田聡志投手、根元俊一選手、岸田護投手、石山泰稚投手など多くのプロ野球選手も輩出している。

 

4季連続全国大会出場逃す

 しかし、地方の大学で野球に力を入れるチームも増えてきた。東北では富士大や八戸学院大が台頭し、東北福祉大は明治神宮大会出場を3年連続で逃している。また仙台六大学リーグでも仙台大、東北学院大が強くなり、昨年、今年と春のリーグ制覇を逃した。

 東北福祉大は野球が大学のブランド作りにかなり貢献していると見られ、全国大会に出場しプロ野球選手を育てる事は高いレベルで求められるのだろう。山路監督は49歳ながら勇退することが決まった。

 後任は47歳の村瀬助監督が有力とみられる。東北福祉大が再び大学野球で、またドラフト会議で存在感を見せることができるようになるか、注目したい。

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山路監督は社会人野球・ヤマハを経て、2000年に福祉大野球部コーチに就任。02年、当時監督の伊藤義博氏(享年56)の死去に伴い監督代行を務め、翌年から監督に就任した。リーグ戦では06年秋―12年春の12連覇など計21度優勝。04年の全日本大学選手権では塩川達也内野手(前楽天)、福田聡志投手(巨人)らを擁して初優勝を果たした。教え子からは他に岸田護投手(オリックス)や根元俊一内野手(ロッテ)、阿部俊人内野手や相原和友投手(いずれも楽天)ら、プロ野球選手を多数輩出した。

 今春のリーグ戦は優勝した仙台大に次ぐ2位に終わるなど、最近は4季連続で全国大会出場を逃していた。後任は未定だが、現在、福祉大助監督を務めている村瀬公三氏(47)が有力とみられている。

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