大商大・岡田明丈投手に11球団23人スカウト視察、阪神6人態勢、巨人4人態勢

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 関西六大学リーグでは大商大vs京産大の試合が行われ、大商大のエース・岡田明丈投手が先発した。この試合には11球団23人のスカウトが訪れ、ドラフト上位候補右腕に注目が集まる。

8回途中4失点

 この日の岡田投手は立ち上がりから失点する。1回表に3点をもらったもののその裏に2点を奪われた。「思ったようなピッチングができず打たれてしまった」と腕の振りも良くなく投球フォームはバラバラだったという。それでも8回には最速となる147キロを記録するなど力も見せ、7回1/3を投げて6安打4失点、自責点は2、何とか粘りを見せ同点どまりで抑え、試合は延長12回まで4-4のままタイブレークで大商大が勝利した。

 この日は11球団23人のスカウトが訪れた。これも岡田投手にプレッシャーをかけたのかもしれないが、この投球だけで評価を下げるという事はないが、アピールすることはできなかった。阪神は6人で視察し注目度の高さを示した形となった。担当の畑山スカウトは「悪いときにどうするか。本人にとっていい勉強になった」と話した。また4人で視察をした巨人も山下スカウト部長が訪れ、こちらも注目度の高さをうかがわせる。山下スカウト部長は「調子は悪かったと思うが、決まったときの球は1軍レベルにある。即戦力の力は十分に持っている」と話し、持っている球は1軍レベルと評価した。

 

外れ1位候補筆頭

 岡田明丈投手については、多くの球団がドラフト上位候補に挙げているとみられる。中でも中日や阪神などは高い評価を示しているが、今のところはドラフト1位指名というよりは、外れ1位や2位という評価だとみられる。この日視察した11球団も、外れ1位候補として間違いがないかという感じで視察をしていると思うが、球団によっては最終的にドラフト1位指名に格上げしてくる可能性もある。

 単独1位指名を狙いドラフト当日にいの一番に指名する球団が出てくるか、注目候補の一人。

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「相手は(今春リーグ2位の)京産大だったので、絶対負けられないと力んでしまった」。そう振り返った通り、序盤から制球が乱れた。3点を先制した初回に3安打を浴び2失点。3回にも失策絡みから犠飛で1点を許した。8回1死二塁とされたところで降板。「思ったようなピッチングができず打たれてしまった」と納得のいかない様子の最速153キロ右腕だが、2回には全て直球で3者凡退。8回の先頭打者の2球目には、この日最速の147キロをマークするなど、ドラフト1位候補として素質の片りんは見せた。

 4人態勢で視察した巨人・山下スカウト部長は「調子は悪かったと思うが、決まったときの球は1軍レベルにある。即戦力の力は十分に持っている」と高評価した。

立ち上がりから腕が振れず、相手が春2位の京産大だったことから「力みも重なった」。投球フォームはバラバラで八回途中4失点は今年ワーストとも言える内容。それでも粘って終盤に修正したことで、6人で視察した阪神スカウト陣は一定の評価を下した。

 「悪いときにどうするか。本人にとっていい勉強になったのでは」と担当の畑山スカウト。チームはタイブレークの末に先勝し「あとは自分の問題」とエースは表情を引き締めた。

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