慶大・谷田成吾選手が3試合連続ホームラン!巨人、横浜DeNAスカウト高評価

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 東京六大学では慶大の谷田成吾選手が3試合連続ホームランを記録した。スラッガーの覚醒にプロのスカウトも喜びの表情を見せる。

3試合連続弾

 大学ラストシーズンで3試合連続弾を記録、最後に谷田成吾選手が花開いた。昨年春のリーグ戦で4本塁打、秋は3本塁打を記録、高校時代に74本塁打のスラッガーが花開いたようにも見えたが、春にはライトスタンドへのまさに高橋由伸選手ばりのホームランを見せていたものの、秋は得意のレフト方向のホームランでしかも東大戦で2本のホームランで、まだ本物とは言えなかった。

 そしてこの春は打率.146に1本塁打と低迷、これで谷田選手に火が付いた。「完璧な状態でリーグ戦に入ろうと練習した。これだけやってきたという自信がある」と今シーズンに挑むと結果はすぐに出た。1回戦はスライダーをライトスタンド中段に、2回戦は143キロの直球をライトスタンドに運んだ。この日は得意のレフト方向のホームランだったが、「しっかり打席で考えて振れている。良いボールが来て三振したら仕方ないと思えるようになった」と明らかに変わってきている。

 また1戦目はサヨナラ3ラン、この日も8回に勝ち越しとなる決勝弾、チャンスに強さを見せている。期待のスラッガーがいよいよ本物になった。

 

スカウトも喜ぶ

 谷田選手は高校時代よりスラッガーとしての期待を集めていた。東京六大学で通算13本塁打を放っているものの、もっとできる選手と、スカウトによって歯がゆさも感じていたのではないかと思う。

 この3試合連続弾で横浜DeNAの吉田スカウト部長は「いいのは前から分かっているし、評価は変わらない。でも、レフトにうまく打てたな」と話すと、巨人の長谷川スカウトも「春より断然よくなった。ボールとの距離がしっかり取れていて、バットに当てる角度がいい」と評価した。

 もともとの評価は十分で、あと一押しが今シーズンで見られそうだ。ドラフト上位に向けて谷田選手がラストスパートをしてきた。

 

横尾俊建選手もホームラン

 またこの日は初回に横尾俊建選手もホームランを放ち、YYコンビのアベックホームランを記録した。横尾選手は日大三出身で甲子園優勝メンバー、谷田選手とともに1年時から注目され、3年秋に3本塁打、今年春も2本塁打記録、この日のホームランで東京六大学通算9本とした。

 こちらもまだまだ打てる選手。右のスラッガー候補としてプロも注目する。

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3戦連発とあって、プロの評価も急上昇だ。この日視察したDeNA・吉田編成スカウト部長は「いいのは前から分かっているし、評価は変わらない。でも、レフトにうまく打てたな」と、広角に本塁打が打てるようになったとうなずいた。

大学ラストシーズンで、開幕から3試合連発。「しっかり打席で考えて振れている。良いボールが来て三振したら仕方ないと思えるようになった」と言う。これまでなら根拠なくフルスイングして三振し、次の打席まで引きずっていたが、この秋は「完璧な状態でリーグ戦に入ろうと練習した。これだけやってきたという自信がある」。言葉通り、6回の第3打席で空振り三振を喫したが、すぐに切り替えて8回に本塁打。勝ち点をつかむ主砲の一発に、大久保秀昭監督は「一番欲しいところで打ってくれた。成長した」と称えた。

甘い直球を捉えて左翼ポール横に突き刺した。慶大の谷田が8回1死一塁で決勝2ラン。3試合連続は今季初めて逆方向へ押し込んだ。「ちょっとこすったんですけど、(オフに)力をつけたかいがありました。あの方向にも入るのが自分の持ち味なので」と満足げに振り返った。

同点で迎えた8回1死一塁。左翼ポール際に舞った打球が、風にも乗ってスタンド前列で跳ねた。「ちょっとこすったけど、届いてくれた。力がついていると思った」。逆方向に押し込み、開幕から3戦連発の離れ業を演じた。

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