駒大・今永昇太投手が5回5奪三振4失点、福岡ソフトバンク、横浜DeNAなど11球団が視察

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駒澤大の今永昇太投手が亜細亜大戦に先発登板したものの、5回を投げて3安打も4失点した。それでも最速は145キロを記録し、視察した11球団のスカウトから復調を評価する声も聞かれた。

反省のピッチング

今永投手は初回に2ランホームランを浴びるなど2失点すると、2回と5回は四球で出したランナーを送られてタイムリーヒットでそれぞれ1失点した。最速145キロを記録して5回で3安打5奪三振という内容だったが、5つの四死球を与えてそれが失点につながる悪い流れだった。

今永投手は「今日出たものが本当の自分。ホームランはしかなくてもそこから立て直せなかったのが問題」と反省を口にしている。

それでもこの日は福岡ソフトバンク、横浜DeNAなど11球団のスカウトが視察、千葉ロッテの諸積スカウトは「けがをする前とそん色ない。これだけ投げられたら十分」と評価をしていた。

 

不安残る

投球内容は良くなかったものの、球速であったり奪三振という形では復調しつつある。しかし今永投手は高校時代は北筑高校と野球ではそれほど有名でないチームでプレーし1試合14奪三振などで注目されたものの、甲子園はもちろん福岡大会などでチームとして目立った実績はなかった。

大学に入り2年春に6勝を挙げて急成長すると、3年時は春4勝、秋7勝で秋は明治神宮大会で優勝し実績を積みあげたが、2年秋は1勝6敗と大きく負け越した事もあり体もさほど大きくないことから、本人のコメントでも不安を感じさせるものが多い。プロ志望についてもこれまでもプロ志望のコメントはなく、故障によりプロ志望しないのではないかという可能性も少なからずあった。

この日も「意識する部分ではあるけど、現状では考えられない」と話し、意識しているという点でプロ志望は間違いないとみられるが、不安さはまだ残っているようだ。

スカウトにとっても不安は残った。投げる球質などは復調気味だが、今永投手を指名する球団は1年目から先発の左腕として期待しているところが多いと思われ、結果を残せなかったことについては引っかかりが残った。体の大きく馬力や球威で押せる力があったり、フォークなど必殺球があるわけではない今永投手が、プロの打者に通用するのか、そして1年間を先発として投げられる体力があるかなど、様々な面を考慮する事になる。

いずれにしても次回以降の登板で、この日の反省を生かして結果を残せれば修正能力もありやはり1位でという事になりそうだ。次回の登板に注目したい。

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今秋ドラ1候補左腕の駒大・今永昇太投手(4年・北筑)が5回3安打4失点で今季2敗目。5三振を奪う一方、甘い変化球を打たれ、5与四死球と微妙な制球に苦しんだ。

スタンドではプロ11球団が見守った今ドラフト上位候補左腕。10月8日がプロ志望届の提出期限だが「まだそんな話ができるレベルじゃない」と態度を保留した。

国内10球団31人のスカウトが視察する中、先発した駒大・今永は5回を3安打4失点で敗戦投手に。5三振を奪ったが、5四死球と制球に苦しんだ。「調子がいいとか悪いとかじゃなく、これが本当の自分」と声を絞り出した。プロ志望届提出(10月8日締め切り)については、準備はしているものの「現時点で出せるレベルではない。また、次に修正して…」というだけだった。

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