日大三出身の高山俊選手が東京六大学記録を打ち立てたが、同じ日大三出身の選手たちも最後のシーズンに活躍を見せている。
畔上翔選手、7試合連続ヒット
日大三で主将を務めていた畔上翔選手、高山選手とは同じ外野手として比較される立場で、足や安打数の面で比較されるのは正直厳しい立場にいる。高山選手について畔上選手は「スキルとバットコントロールが違う。天才肌」と素直に認めている。
50m5秒台の足があるわけでもなく、飛びぬけた長打力があるわけでもない。それでも畔上選手はコツコツと積み重ね、大学3年に春秋はともに打率.333を記録してきた。今年春に打率.111と低迷し厳しい状況となったが、「僕は必死にやらないと結果が出ない。バットを振るだけ振ってきている」と話し、今季は7試合すべてでヒットを放っている。
うさぎとかめの昔話に例えられるなら、うさぎは高山選手でかめは畔上選手となるのだろう。今季の安打数は高山選手が11本、畔上選手が10本、こつこつと積み上げて食らいついている。ラストシーズンで高山選手以上の安打数を放ち力を見せたい。
プロ入りについて「意識は変わらない。」と強い希望を示した。
横尾選手がトップ
今季のリーグの打撃成績では、打率は高山選手が.407でリーグ2位につける(1位は早大・重信慎之介選手の.409)。そして打率3位には慶大の横尾俊建選手が打率.406でピタッとついている。しかも安打数は13安打で高山選手の11本を上回っている。
畔上選手は打率.357でリーグ9位。高山選手、畔上選手、横尾選手の日大三チームメイトが、進学時に誓った、東京六大学で競い合う、そしてともにプロへ、という目標に向かい、ラストスパートをしている。
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