2016年の東京六大学のドラフト候補は?

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2014年のドラフトは早稲田大・有原航平投手、2015年は明治大の高山俊選手と、毎年ドラフトの中心となっている東京六大学リーグ、来年の東京六大学のドラフト候補を紹介する。

投手

今年秋のリーグ戦の投手成績のランキング(防御率)を見ると、1位が慶大・加藤拓也投手(防御率1.19)、2位が明大の柳裕也投手(防御率1.95)、3位が立大の沢田圭佑投手(防御率2.03)と3年生投手が独占した。勝ち星も柳投手が5勝、加藤投手が4勝を挙げている。来年の東京六大学の投手のドラフト候補は、この3人が中心となるのは間違いない。

加藤拓也投手は慶応高校から大学に進学しているが、高校時代にも素質は見せていたのだろうが個人的には大学1年生に突然現れた印象で、1年秋に150キロを記録して話題となると、その後はエースとして奮闘を続けている。がっちりした体から140キロ後半を連発する力があり、外角低めへのコントロールもあり、とにかく外角低めに力のある球を投げて抑えるような感じ。やや沈む変化球でタイミングを外して打ち取ることもあるが、変化球はまだまだという印象で、とにかく馬力がある印象。

沢田投手も同じようなタイプの印象。大阪桐蔭では藤浪晋太郎投手の控え投手ながら140キロ中盤の速球は注目されており、甲子園でも好投を見せている。そして立大では1年秋に5勝を挙げ現在18勝を記録している。今年に入り春2勝、秋2勝と、斎藤佑樹投手や東浜巨投手と同じように1年から投げて来た疲労が見られ気がかりだが、加藤投手と同じように力がある。

柳投手はタイプが違う。横浜高校時代は140キロ前後のキレの良い速球と鋭く曲がるスライダーで注目されていたが、大学3年になりそれに磨きがかかった。ユニバーシアードでは初戦の韓国戦で6回2安打10奪三振無失点、準決勝のアメリカ戦でも4回2/3で降板したが1安打8奪三振で無失点を記録、そしてそれは秋のリーグ戦にもつながり、60回を投げて73奪三振を記録している。自己最多の5勝を記録し、良い感じで成長カーブを描いている。

またほかにも明治大では高校時代から注目され、1年生で154キロを投げた星知弥投手も注目。リリーフで起用を試みられているが、制球が悪くリーグ戦ではまだ未勝利で規定投球回数もクリアしていない。この春が勝負となりそうで、そこで長いイニングを抑えられるようなピッチングを見せれば、一気に田中正義投手クラスの評価となる可能性を秘めている。

 

野手

今年のドラフト会議では高山俊選手をはじめ、茂木栄五郎選手、重信慎之介選手、大城滉二選手、横尾俊建選手、山本泰寛選手、谷田成吾選手、畔上翔選手など数多くの選手が活躍して注目され、多くの選手がプロ入りした。2016年は野手は指名人数は少なくなるかもしれないが、安定した力を見せる選手がいる。

立大の佐藤拓也選手は浦和学院時代はエースとして活躍していたが、打撃センスも高く評価されていた。立大では1年時から結果を残し、2年春は打率.404、ここまで74安打を記録している。100安打到達はギリギリというところだが、侍ジャパンでも1番バッターとしてきっちりと仕事をするところが魅力の選手。

早稲田大の石井一成選手は今年春に打率.333に1本塁打を記録した。遊撃手としてプレーし作新学院時代からプロのスカウトの評価が高かった選手。この秋は打率.265と成績を落としてしまったが、ヒットも長打も打てる遊撃手として注目されるだろう。

2016年度-東京六大学リーグのドラフト候補リスト

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