桜美林大・佐々木千隼投手に日米12球団スカウト視察、3安打11奪三振完封

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首都大学リーグが開幕し、プロ注目の151キロ右腕、桜美林大の佐々木千隼投手が日体大を完封した。この試合には日米12球団のスカウトが視察に訪れている。

6回までノーヒット

佐々木千隼投手はこの日、最速151キロを記録、また得意のフォークボールなど変化球で11三振を奪い、許したヒットはわずか3安打、6回までは死球などを与えていたもののノーヒットに抑えており、9回を投げて許したヒットは3安打だった。

佐々木千隼投手は都立日野高校出身の180cmの右腕投手で、高校3年夏の西東京大会では早稲田実、日大鶴ヶ丘などに勝利した。エースとしても142キロの速球を投げて、また打撃では通算33本塁打を記録している。桜美林大が1部に昇格した2014年には2年生で先発の一角を任され、日体大など強豪チームに勝利していた。3年生になると149キロの速球とフォークボールでリーグを代表する投手となった。

プロスカウト大挙

この日は巨人、中日、阪神、東北楽天やアストロズなど日米12球団のスカウトが視察に訪れた。

巨人・長谷川スカウト課長は「体重移動がよく、使いべりしないタイプ」と話すと、東北楽天・長島スカウト部長は「指にかかったときの真っすぐがいい。素晴らしい素材」と評価、阪神の平塚スカウトは「球持ちがいいから球速表示より速く感じると思う」と話した。中日の石井スカウトも「トップクラス。上位に入ってくる」と話すとアストロズの大慈弥担当部長は「真っすぐの精度が良くて素晴らしい」と絶賛した。

ドラフト会議ではおそらく2位までには消えると予想される佐々木千隼投手、都立日野から桜美林大と、名門ではない道を進みここまで来た右腕が、ドラフト1位に入ってくるかどうか注目したい。

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「後半はよかった。オフに野村コーチ(弘樹氏=サンケイスポーツ専属評論家)に、体の使い方などを教えてもらいよくなった」。巨人・長谷川スカウト課長は「体重移動がよく、使いべりしないタイプ」と高評価した。

中日、阪神など日米12球団のスカウトにもあらためてアピール。アストロズ・大慈弥スカウトの計測で、創価大とのオープン戦でマークした自己最速に並ぶ151キロもマーク。中日の石井スカウトは「ピッチングに自信が出てきた。けがさえなければ上位候補」と話し、阪神の平塚スカウトは「球持ちがいいから球速表示より速く感じると思う」と評価。

桜美林大・佐々木千151キロだ11K完封 スポーツ報知紙面 2016/4/3

 

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