東大3年生エース・宮台康平投手、9回13奪三振も1失点でサヨナラ負け

宮台康平, 東大

東京六大学、東大vs早大の試合は8回まで0-0が続いた。9回にサヨナラで敗れたものの、東大のエース・宮台康平投手が4安打13奪三振1失点の好投を見せた。

来年のドラフト上位候補

開幕の早稲田戦、先発した東大の宮台投手は、2回2アウトから3回まで4者連続奪三振など、最速145キロの伸びる速球と変化球で、8回まで2安打13奪三振の快投を見せる。9回、13個目の三振で2アウトとしたものの、2ベースヒットでランナーを2塁に置くと、続く三倉進選手の打球はレフトの前にポトリと落ちるヒットとなりセカンドランナーがホームインしサヨナラで敗れた。

それでも139球を投げて完投し、4安打13奪三振3四死球で1失点、石井一成選手や中澤彰大選手などプロ注目の選手がそろう早稲田大打線を抑え込む、圧巻の投球を見せた。1試合13奪三振は東大の記録となった。早稲田大の高橋監督も「宮台君はあんなに良かったら打てません。」と話した。

宮台康平投手は湘南高校時代も注目された左腕投手で、東大文一に合格し、現在は法学部に在籍している。大学では大学1年秋のリーグ戦でリリーフとして6試合に登板し、伸びのあるストレートを見せ、法大の石田健大投手や早大の大竹耕太郎投手といった左腕がいる中で、リーグNO.1左腕と個人的に評価した。

そして昨年秋は4試合に先発すると、法政大に勝利を挙げていた。今年はエースの期待がかかっていたものの、昨年11月に右足裏を疲労骨折が判明し投球を始めたのは今年2月から、しかし1月に走れるようになってからは1日多いときで10kmを走るなどスタミナ強化を図り、この日の完投勝利につなげた。

東大も宮台投手を無理させず、1年時はリリーフで短いイニングのみ、2年時は先発を任せるも球数をある程度制限し、好投をしても完投は1回のみだった。そして3年生となった今年、先発して完投と段階を踏んで宮台投手を育ててきた。

この宮台投手について、視察した広島・高山スカウトも「バッターが差し込まれていた」と球の質や力を評価すると、アストロズの大慈弥功環太平洋担当部長も「柔らかいし、投げ方が良い。今度、東大の練習も見に行ってみたい」と話した。

宮台投手はまずは今年の侍ジャパン大学代表入りを目標としている。そして来年はドラフト上位候補として注目される投手となる。東大法学部として中央省庁の官僚として国を背負う活躍も期待される宮台選手だが、どのような進路の決断を示すのかにも注目されそうだ。

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ひと冬越えて成長してきた左腕に、広島の高山スカウトも「バッターが差し込まれていた」と感心した。

リーグ戦2勝目は逃したものの、早大戦では好投を続けてきた。昨春は5回無失点、昨秋も6回無失点。そしてこの日も自己最速を更新した145キロの直球に、シンカーなどをまじえ、八回まで無失点。東大野球部史によれば、過去最高の2位に入った1946年秋にエースの山崎諭が慶大1回戦で奪った12個を上回る、東大新記録の1試合13奪三振をマークした。

「直球は自信を持って投げられた。相手がボール球を振ってくれたので助かった」。3季連続優勝を狙う早大打線相手に低めにテンポ良く投げ込み、2回2死二塁から3回にかけて4者連続三振。この時点で早くも7個。4回には自己最速タイの145キロをマークした。13奪三振中、12個が空振り。うち10個は直球で奪った。ネット裏で視察したアストロズの大慈弥功環太平洋担当部長は「(東大では)歴代No・1。柔らかいし、投げ方が良い。今度、東大の練習も見に行ってみたい」とうなった。


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