愛知大学リーグの2部には毎年逸材がいるが、今年も最速148キロを投げる左腕の名古屋経済大・中尾輝投手と、150キロを投げる愛工大・近藤凌太投手が投げ合い、8球団11人スカウトが集結した。
投げ合い
中尾輝投手は4月2日の開幕戦で10球団のスカウトが視察する中で148キロを記録し、この日も8球団11人のスカウトが集まる中で、最速146キロの速球にスライダー、シュート、チェンジアップを織り交ぜる投球を見せた。
3回に3失点してしまうが、4者連続を含む11奪三振を記録して完投し、視察した巨人・藤本スカウトも「左腕でコントロールもいいし、どの球種でも腕を振れる。ことしの左投手では全国的に見ても上の方」と評価、また3人態勢で視察した福岡ソフトバンクの永山チーフスカウトは「けん制やクイックなど課題もあるが、もう少し力が付いてくれば面白い」と評価した。
「4回以降は楽にストライクを取れた。内角の真っすぐには自信がある」と話す中尾投手、スカウトが何度も足を運ばなければならない選手となっている。
また愛工大は187cm87kgの体から150キロの速球を投げる近藤凌太投手が先発した。近藤投手は右手小指を骨折し今シーズンは出遅れていたが、1か月ぶりに実戦登板して5回を3安打1失点、「制球が悪かった。満足できない」と話したが最速146キロを計測した。
近藤投手にも東北楽天の山田スカウトが「ボールに角度があるし、切れもある。状態はさらに上がってくるのでは」と高く評価、こちらも本格派右腕としてドラフト候補に十分入ってくる。
150キロ前後の球を投げる投手が毎年のように出てくる愛知大学リーグ2部から目が離せない。
10球団が集結した2日の開幕戦で自己最速の148キロをマーク。この日も愛工大の150キロ右腕・近藤との投げ合いとあって、8球団のスカウトがネット裏に陣取った。
巨人・藤本スカウトは「左腕でコントロールもいいし、どの球種でも腕を振れる。ことしの左投手では全国的に見ても上の方」と高評価。3人態勢で視察したソフトバンク・永山チーフスカウトは「けん制やクイックなど課題もあるが、もう少し力が付いてくれば面白い」と期待を込めた。
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