専修大は4番の森山恵佑選手が5回にタイムリーヒットを放つと、9回にはサヨナラの犠牲フライで2打点の活躍、チームの勝ち点獲得に貢献した。
阪神スカウトが評価
昨日は推定130m弾を放った専修大の森山恵佑選手は、この日は5回にランナーをセカンドにおいて、三塁線にタイムリーヒットを放つと、同点で迎えた9回裏にはサヨナラとなる犠牲フライでチームを勝利に導いた。
9回は真ん中低めの初球を振りぬき、外野まで運んだ。昨日は「パワーがすごい。アマチュアNO.1と評価していた阪神の中尾スカウトがこの日は、「打撃が柔らかい。ヘッドが利いている」と柔らかさもあることを評価した。
阪神は昨年のドラフトで外野手を強化、1軍で活躍する高山俊選手に加え、板山祐太郎選手も1軍に挙がっている。横田選手や江越大賀選手など層が厚くなり、優先度からすると外野手の森山選手は高くないと思うが、素晴らしいスイングがあり金本監督の目に留まるかもしれない。
大学生外野手の候補では東洋大・笹川晃平選手とともに評価を上げてきた森山選手が注目される事になりそうだ。
平湯選手も結果
一方、専修大は1年生の平湯蒼藍選手が6回に逆転の2ランホームランを放った。レフトポール際の当たりだったがフェンスを越えた。平湯選手はこのカードの1戦目2戦目に5番DHで起用されたものの2試合7打数でノーヒットに終わっていた。この日は6回に代打で登場し、値千金の逆転ホームランで期待に応えた。
同じ1年生の池間誉人選手も1番ショートのレギュラーを獲っており、専修大のルーキーも大きな戦力となっている。
阪神・中尾スカウトは「打撃が柔らかい。ヘッドが利いている」と評価した。
専大の「ゴジラ2世」が4番の仕事を果たした。4―4の9回1死満塁。森山は140キロ直球を振り抜き、今季初の勝ち点をもたらすサヨナラ中犠飛。誇らしげに両拳を突き上げ「自分が決めてやると思った。この勝ちは本当にでかい。天と地の差がある」と笑った。
長崎海星では高校通算39発。同校OBの阪神・江越は「少しでも近づきたい」という目標だ。「自分の中では長打力が魅力だと思っている」。その証明となる逆方向への一発で、1年生スラッガーが勝ち点奪取に貢献した。
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