桜美林大・佐々木千隼投手に西武、阪神など日米4球団視察

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桜美林大の佐々木千隼投手が東海大を相手に先発し、9回4安打1失点の好投を見せたものの完封され0-1で敗れた。この試合には日米4球団のスカウトが姿を見せている。

東海大に敗れる

全日本大学野球選手権に出場するためには、王者・東海大に勝たなければならなかった。桜美林大は全国出場に向けてこの日の東海大戦に臨み、151キロ右腕エースの佐々木千隼投手は、最速147キロに奪三振4つと調子は「直球のスピードも切れも全然、よくなかった」と良くなかったが、9回まで4安打に抑える好投を見せた。

失点は5回、高めの球を左中間スタンドに運ばれた。これが唯一の失点だった。しかし東海大2年生の青島凌也投手に完封され、敗戦投手となった。「一球の甘さが出てしまった」と反省しか口にしなかった。

SDクラス視察し高評価

しかしネット裏のスカウトの評価は高かった。この日は埼玉西武が渡辺SD、阪神が和田SDが視察に訪れるなど、日米4球団スカウトが視察した。阪神の和田SDは「フォームは藪に似ている。腕の振りも柔らかく、技術を持ち合わせている。」と評価すると、渡辺SDは「バランスよく投げているし、いろんなボールを操れる」と話した。また渡辺SDとともに視察をした埼玉西武の鈴木球団本部長も「投げっぷりがいい。上位に入るでしょう」と上位入りを示唆した。

投げるたびに、スカウトが視察するたびに評価が挙がっていく佐々木投手、ドラフト2位までに指名される可能性が高くなってきた。全国大会での投球も見てみたいが、全国でもトップクラスにランクされるとみられる東海大を相手にしたこの日の投球で、評価を固めた球団もありそうだ。

青島投手完封

東海大はエースでドラフト上位候補の丸山泰資投手ではなく、2年生の青島凌也投手が先発した。青島投手は東海大相模時代に145キロの速球を投げ注目された投手で、この日は球速は140キロどまりも、チェンジアップが有効で9回3安打13奪三振で完封した。

青島投手はドラフト候補の佐々木投手と投げ合う事に「意識した。いい投手なので胸を借りるつもりで投げた」と話した。東海大相模の後輩の小笠原慎之介投手(2015年中日ドラフト1位)や吉田凌投手(2015年オリックスドラフト5位と連絡を取りあい励ましあっているという青島投手、もちろん再来年のプロ入りを意識している。

しかし試合後に「出来過ぎなくらい。チェンジアップが良かった」と話したが、正直まだまだでもっと成長できる。大学のあと2年間で球速は150キロまで伸ばし、少なくとも丸山投手以上の成績は残してほしい。それくらいできる投手だと思う。

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西武・渡辺シニアディレクターとそろって視察した鈴木球団本部長は「投げっぷりがいい。上位に入るでしょう」と称賛。阪神・和田シニアアドバイザーも「腕の振りが柔らかく、技術を持ち合わせている」とうなずいた。

初視察した西武の渡辺久信SDは「バランスよく投げているし、いろんなボールを操れる」と評価。阪神の和田豊オーナー付シニアアドバイザーも「腕の振りが良く、しなやかさがある」と評した。

チェンジアップを効果的に使って13三振を奪い、散発3安打に封じる好投。「(佐々木千は)意識した。いい投手なので胸を借りるつもりで投げた」。東海大相模では昨夏甲子園優勝メンバーの小笠原(中日)、吉田凌(オリックス)の1学年上で、今も連絡を取り、励まし合っている。右腕は「今日は出来すぎるくらい」と笑顔が絶えなかった。

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