明治大・水野匡貴投手が完封、大学3年生世代も来年に向けて

大学野球ドラフトニュース 2017年ドラフトニュース

明治大の水野匡貴投手が慶応大を完封し勝利した。大学3年生世代も厳しい中で来年に向けて歩みを速める。

2017年ドラフト世代

今年の大学3年生世代は、森友哉選手(2013年西武ドラフト1位)、松井裕樹投手(2013年東北楽天ドラフト1位)の世代にあたる。世代を代表する選手もいるのだが、1つ上の学年には大谷翔平、藤浪晋太郎といった選手がおり、また彼らが高校3年生の時には、センバツは浦和学院の小島和哉投手や済美の安楽智大投手が、夏の甲子園は前橋育英の高橋光成投手といった2年生世代がヒーローとなり、やや不遇の世代でもあった。

森選手や松井投手がプロ1年目から活躍し、大学でも早稲田大の大竹耕太郎投手や東海大の下石涼太選手などが活躍を見せるなど世代のレベルは低くないものの、大谷、藤浪世代の存在感は大きく、大学でも田中正義投手や加藤拓也投手、柳裕也投手などが中心として活躍し、スケールの大きさや実績において、やや差を感じさせてしまう。

そして来年は高校生に清宮幸太郎という怪物がおり、世間もスカウトの目も高校生に向くとみられる。その目線を自らに向けるには、かなりのアピールが必要となる。

力を見せ始める

この日、明治大の3年生・水野匡貴投手は慶応大打線を4安打7奪三振で完封し勝利を挙げた。水野投手は静岡高校時に147キロを記録し期待されていた。大学に入ってから昨年秋にようやく1勝を挙げ、それに続く2勝目は完封勝利となった。ただしこの日の投球は140キロ前後の速球とフォークボールを織り交ぜる投球で、高校時に期待された将来性にはまだ追いついていない感じがする。

それでも今年になり3年生世代が2戦目の先発を任されたりと、チャンスをもらい始めている。今のところ、今年の田中正義投手のようなバリバリのドラフト1位候補がおらず、東大の宮台康平投手などが注目されているが、これからそのチャンスをつかみ一気にドラフト1位に駆け上がる選手が出てくると期待している。投手にとっては大学で1年生からバリバリ投げるよりも、着実に力をつけてきたこの世代の方が、4年時には良い状態でドラフトを迎えるかもしれないと期待もしている。

亜細亜大の嘉陽宗一郎投手、早稲田大の柳沢一輝選手、立教大の笠松悠哉選手、青学大の山田誠也選手、中部学院大の平岡敬人投手、大商大の榎本和輝選手、九産大・井手亮太郎投手、専修大・高橋礼投手などいろいろなタイプの選手もおり、これから輝きを見せるだろう。

来年は今年に比べて不作という言葉は使わずに、期待して待ちたい。

2017年度-大学生のドラフト候補リスト

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