新潟医療福祉大の笠原祥太郎投手が今春リーグのチームの最終戦となる白鴎大戦に先発し、最速147キロを記録して4安打完封、6勝0敗として今季を締めくくった。
6勝0敗
笠原祥太郎投手はこの日の試合で126球を投げ、球速も自己最速タイの147キロを記録した。白鴎大打線を4安打に抑えて完封した。このカードの初戦で先発したときは5回6安打2失点と勝利をしたものの調子が良くなかったが、今シーズン最後の投球で素晴らしい投球を見せた。
これで今季の成績は6勝0敗、防御率は0.72、奪三振率は11.52となった。「リーグでは一番の投手を目指している」と話していた笠原投手はこの成績に「良かった」と話した。
プロも注目
この日は4球団のスカウトが視察し、福岡ソフトバンクの山本省吾スカウトは「タフで三振が取れる。非常に実力のある投手」と話した。ソフトバンクは和田投手や大隣投手などの左腕投手はベテランが多く、若手の左の先発候補は補強ポイントの一つとなっている。
笠原投手は日米大学野球に出場する侍ジャパン候補として合宿には間違いなく呼ばれるだろう。左では神奈川大の濱口遙大投手がいるが、日米大学野球は新潟で2試合開催される事もあり、選出が有力ではないかと思う。
新潟の新津高校時代は県2回戦が最高成績だった。そして新潟医療福祉大の1期生として一般受験で入学し、そこから4年間でこれだけの投手となった。日米野球で日の丸をつけて投げる笠原投手の姿が見られたら、感慨深いだろう。
7日の1回戦から中1日で126球の熱投にソフトバンク・山本省吾スカウトは「タフで三振が取れる、非常に実力のある投手」と評価するなど、国内4球団のスカウト陣をうならせた。
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