東京六大学は立教大vs東京大、明治大vs法政大の試合が行われ、立教大と明治大が勝利しともに勝ち点を挙げた。立教大の田中和基選手は左打席でホームランを放ち、今季は左右の打席でホームランを放っている。
立教大勝利
立教大は田中和基選手の3ランホームランや、3年生・熊谷敬宥選手のホームランなどで8点を奪い勝利した。田中選手は今季の早稲田大とのカードで右打席でホームランを放っており、この日は左打席でのホームランで1シーズン左右打席でホームランを放った。田中選手は5月1日にホンダとオープン戦を行っているが、その試合では1試合で左右の打席でホームランを打っているという。
これで今季2本目、リーグ通算は8本塁打となった。昨年秋は規定打席にわずかに到達しなかったが4本塁打を放ち、打率も.353を記録している。そして今季もこれで2本塁打に打率も.333となっている。120mを超す遠投に50-m5秒台の俊足のある田中選手もドラフトで指名が注目される選手の一人。
一方、東大は宮台康平投手が疲労のため登板せず、2-8で敗れ勝ち点を取ることはできなかった。2点差以内で終盤にもつれ込んだときは宮台投手の登板も検討していたようだが、点差が開いたため登板を回避した。
明大・柳投手3連投
一方、明治大の柳裕也投手はこの日3日連続となるマウンドに先発として上り、6回を投げて6安打6奪三振2失点に抑えた。その後は星知弥投手が3回を3安打無失点に抑えるとチームも逆転し、3-2で勝利した。
柳投手は初戦に139球を投げて完投し、昨日はリリーフで1回1/3、27球を投げていた。この日は「今日は自分が行くしかなかった」と話したが、球速は140キロどまり、120キロ台の速球と100キロ台のカーブでタイミングを外す投球で何とか6回を投げた。3日で285球を投げた柳投手、さすがに限界だったようで「きつかったけど、みんなが助けてくれた」と話した。
この日は福岡ソフトバンクの荒金スカウトが視察し「悪い時、苦しい時に投げ切れるすごさを改めて見た」と評価した。
これで明治大が勝ち点3で首位となった。
4―0の5回2死一、三塁から左打席で右翼席へ2号3ランを放ち「芯に当てれば良いと思った。打てて良かった」と笑った。4月23日の早大戦は右打席で中越えソロ。元々両打ち。大学入学後に一度は左打ちに専念したが、今季から再び両打ちに戻した。1日のHondaとのオープン戦では1試合の中で左右両打席で本塁打を放ったという。
プロ注目の右腕。ネット裏で視察したソフトバンク・荒金スカウトも「悪い時、苦しい時に投げ切れるすごさを改めて見た」と絶賛した。
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