立教大・田村伊知郎投手、明治大・牛島将太捕手に、中日、北海道日本ハムのスカウト評価

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東京六大学は、立教大vs慶応大、早稲田大vs明治大のカードが組まれ、プロのスカウトも大勢詰めかけた。それぞれの試合で活躍した選手にもスカウトは評価をしている。

立教大・田村伊知郎投手

立教大は4年生でドラフト候補の田村伊知郎投手が、沢田圭佑投手に代わって1戦目の先発を任された。慶大のドラフト1位候補・加藤拓也投手と投げ合い、9回を投げて5安打11奪三振で完封し投げ勝った。

田村投手は報徳学園の1年次に甲子園で登板して活躍を見せていた。しかしその後、大学に入学してもパッとした活躍は見せられずにおり、同級生の沢田圭佑投手がチームのエースとして活躍する姿を見ながら、そして「加藤君が活躍しているのをベンチで見ている期間が長かった」と話すように、同級生の投手が活躍をする姿と、1戦目で自分が投げ合えない悔しさを持ちながら3年間を過ごしてきた。そしてようやく加藤投手と投げ合い、そして勝利をあげ「2戦目の完封とは全然違いますね」と話した。

この日の完封で2試合連続完封となり、今季はこれで3勝1敗、28回2/3を投げて30奪三振、防御率は0.94で加藤投手に次ぐ2位となっている。

中日の中田スカウト部長は「もともと素質はある。十分候補になる」と評価した。

明治大・牛島将太捕手

牛島将太選手は門司学園出身の捕手で、この日は4回にソロホームランを放つと、延長11回にはサヨナラホームランを放ち、早稲田大を下した。これまで3年間は、坂本誠志郎選手(2015年阪神ドラフト2位)という絶対的な捕手がいたため、試合に出場したのは昨年に4試合のみだった。しかし、坂本選手が抜けた今年は正捕手としてマスクを被ると、エースの柳裕也投手を好リードして三振を奪う安定した活躍をさせ、打撃でもこの日で3本塁打、打率も.342でリーグ4位となっている。

北海道日本ハムの山田スカウト顧問は「打てる捕手は魅力」と評価、まだ実績が不十分だが、これからどんどん経験を積んでいけば、プロに手が届くだろう。

明治大はエースの柳投手が8回を3安打11奪三振2失点と、いつものように少ない被安打と2ケタ奪三振を記録する好投を見せた。2-2のまま延長戦に入ると、10回からは星知弥投手が登板、2回をノーヒット3奪三振1四球無失点と安定し、11回のサヨナラでリーグ戦初勝利を記録した。

宇都宮工時代から屈指の速球派として注目されてきた星投手、4年生の春に初勝利と遅かったものの、この1勝は飛躍するのに大きなものになるかもしれない。

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今秋ドラフト候補で相手エースの加藤拓に投げ勝ち「がむしゃらに一球一球投げていたら終わっていた。優勝の可能性もつながった」と喜んだ。この日は最速149キロの直球を軸に5安打に抑え、毎回の11奪三振。2回2死一、二塁では須藤の大飛球を中堅・佐藤拓がスライディングキャッチするなど野手も好守で支えた。溝口智成監督は「100点満点の投球だった」と賛辞を贈った。

「4番で使ってもらってうれしかったし、監督の期待に応えたかった」と笑顔がはじけた。1学年上に阪神D2位・坂本がいたため、正捕手となったのは今春からだが、2試合3発で打率・342はリーグ4位。

4回のソロに続く今季3号に、視察した日本ハムの山田スカウト顧問は「打てる捕手は魅力」と評価した。

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