東大・宮台康平投手が完投で2勝目、メジャーリーグスカウトも評価

宮台康平, 東京大

東京六大学は東京大の宮台康平投手が法政大を相手に完投し1失点に抑え、今季2勝目を挙げた。

2勝目

宮台康平投手は昨年秋にリーグ戦初勝利を法政大から挙げたが、今季は立教大戦で完封勝利を挙げると、この日の法政大戦でも勝利を納め、今季リーグ2勝とした。

この日は今季6試合目の登板という事もあり、疲労もピークに近くなっており制球が定まらなくなっていた。8安打を許し7つの四死球を与えるなど調子は良くなかった。それでも要所で8つの三振を奪うなど失点を許さず、2回の1失点のみに抑えた。136球を一人で投げ切り、味方打線も4点を奪って4-1で勝利した。

今季は早大戦と明大戦で9回にサヨナラ負けを喫したものの8回まで無失点と好投した。そして立教大を完封し法政大も1失点に抑えた。慶応大戦で6回で5失点してしまったものの、5チームを相手にエースとして抜群の投球を見せた。防御率は2.05で、柳裕也投手、田村伊知郎投手、加藤拓也投手といった今年のドラフト候補投手に続く4位となっている。

メジャースカウト視察

この日はブルージェイズのダン・エバンス統括部長とダイヤモンドバックスの林誠環太平洋担当ディレクターが視察し、「シンカーのキレ、コントロールが素晴らしい。沈む球を生かす投球スタイルは、チェンジアップが得意なカイケルのようだ」と話し、昨季20勝でサイ・ヤング賞に輝いた左腕の名前を出すと、「彼がもし、今アメリカの大学生ならば、来年の全米ドラフトに名を連ねてもおかしくないね。もちろん1巡目候補」と話した。

来年のドラフト候補では、即戦力左腕投手としてはJR東日本の田嶋大樹投手とともに注目される投手になると思う。東大出身という事は関係なく、即戦力左腕として普通にほしい投手だろう。

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ネット裏では、視察に訪れた駐米メジャー球団スカウトが声を上ずらせた。「シンカーのキレ、コントロールが素晴らしい。沈む球を生かす投球スタイルは、チェンジアップが得意なカイケル(アストロズ)のようだ」。昨季20勝で最多勝、サイ・ヤング賞に輝いた左腕に重ね合わせた。

 さらに加えた。「彼がもし、今アメリカの大学生ならば、来年の全米ドラフトに名を連ねてもおかしくないね。もちろん1巡目候補」と断言。国内ではロッテが来秋ドラフト候補としてリストアップしたが、秀才左腕への評価は海を越えた。

夏のような強い日差しが差し込む神宮のバックネット裏から、マウンドの宮台に熱視線が注がれた。赤門左腕フィーバーはついに海を越えた。元ドジャースGMでブルージェイズのダン・エバンス統括部長と、ダイヤモンドバックスの林誠環太平洋担当ディレクターはスピードガンを構えた。「頭脳的な投球をする投手だと聞いている」と話す林氏は、宮台の投球をくまなくメモした。

3年生の宮台の進路が早くも注目される中、JR西日本野球部の平松一宏GM補佐が熱視線を送った。「(JR)東日本に東大OBの鈴木投手がいるので、ぜひウチにもと思っていて、来年できたら…」と評価。このままいけば、アマ球界も来年の争奪戦に参加しそうだ。


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