東北福祉大は東農大北海道に5-0で勝利した。大学屈指の捕手・長坂拳弥選手がホームランと好リードでプロのスカウトに高い評価を受けている。
プロ注目捕手
長坂拳弥選手は健大高崎時代より長打力が評価されており、甲子園でもホームラン放ち注目されていた。大学でも正捕手として安定した守備を見せ、今年の即戦力捕手の中では5本の指に入る捕手と評価されている。
この日は2点リードしていた7回に追加点となるホームランを放り込み、その長打力を見せた。また捕手としても4人の投手をリードし、9回2安打完封リレーを見事に演出した。9回には盗塁を刺すなど肩の良さを見せている。
この長坂選手について、東北楽天の長島スカウト部長は「大学生では、この春のナンバーワン捕手。スローイング、キャッチング、リードと安定感がある。打撃も昨春の首位打者だし、ホームランを打ったように力がある」と評価すると、福岡ソフトバンクの小川育成スカウト部長も「バランスのいい捕手。昨年まで明大にいた坂本タイプで、守りに欠点がない」と評価した。
打撃も守備もあり、捕手としての実績も十分の長坂選手、大学日本代表候補合宿にも参加することが決定しており、大きくアピールする夏にしてほしい。
安定感ある投手陣
東北福祉大は防御率0点台のエース・城間竜兵投手が先発すると、ストレートもスライダーも外角低めにボールを出し入れする抜群のコントロールを見せ、6回を1安打6奪三振無失点に抑えた。球速こそ140キロ前半だが、プロでもやれる投手のように見える。
また9回には波多野陽介投手が登板し、1安打を許したものの140キロ中盤の速球と大きく曲がるフォークボールで2つの三振を奪い締めた。抜群のフォークの落差があり、こちらもプロでやっても面白いと思う。
楽天・長島スカウト部長「大学生では、この春のナンバーワン捕手。スローイング、キャッチング、リードと安定感がある。打撃も昨春の(リーグ)首位打者だし、ホームランを打ったように、力がある」
ソフトバンク・小川育成スカウト部長「バランスのいい捕手。昨年まで明大にいた坂本(現阪神)タイプで、守りに欠点がない」
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