中京学院大が優勝、吉川尚輝選手はドラフト1位指名競合も

大学野球ドラフトニュース 2016年ドラフトニュース

中京学院大が中央学院大を破り、大学野球選手権初出場で初優勝を果たした。プロ注目の吉川尚輝選手は5試合すべてにヒットを放ち、また抜群の守備でチームの優勝に貢献した。

初出場初優勝

中京学院大は5番を打った山崎善隆選手が17打数8安打、打率.471で首位打者を獲得し、また全試合で打点を挙げる活躍を見せMVPを獲得した。また4番の石坂友貴選手の活躍も目立った。柳川優太投手もコントロールよく、また変化球を織り交ぜて抑え33回1/3を投げて4勝、防御率1.08を記録し最優秀投手となった。

そして3番を打ったプロ注目の吉川尚輝投手も22打数8安打、全試合でヒットを放ち打率.364を記録した。またこの日も華麗な守備を見せるなど広い守備範囲や、併殺を確実に取るレベルの高いプレーで投手を助けた。6日で5試合という日程は「初めての経験。しんどかった」と話し、この日は足の疲労がピークになっていた。しかし今大会でも50m5.7秒の足は随所に輝きを放った。

全員で勝ち取った初出場初優勝、大学野球の歴史に新たな足跡を残した。

ドラフト1位競合も

吉川選手については、この春のリーグ戦と大学野球選手権で評価を確実に上げた。全試合を視察した福岡ソフトバンクの山崎スカウトは「身体能力が抜群。人工芝への対応も十分だった。課題も見えたがこれからの成長も十分に期待できる」と話した。

全国の舞台でどれだけの活躍ができるか、その疑問を優勝という答えで回答し、プロのスカウトも堂々と球団のフロントに推薦できる。あるスカウトは「評価は2ランク上がった。1位入札や競合の可能性も出てきた」と話した。

連日、多くのスカウトが視察をしていた阪神の他、遊撃手に課題を抱える球団にとって、守備と足で確実に即戦力とみられる吉川選手は是非ほしい逸材といえる。豊富な投手候補がいる中で、1位吉川、2位で投手という方針を固めるチームもあるかもしれない。

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まさに吉川の大会になった。スカウト80人超が見守る6日の開幕戦で、初打席に先制の中越え三塁打。今大会いの一番で打点を記した。決勝は3回に変化球を捉えて中前に運び、5試合連続安打で打率・364。今春は東海地区大学連盟の岐阜リーグ、同代表決定戦、そして今大会と、全19試合で安打を放った。

屈辱から始まった。2月28日の日本福祉大とのオープン戦初戦(岐阜・苗木公園)。初回に平凡な遊撃のフライを落球し、2点適時エラー。チームは相手3投手にノーヒットで敗れた。「あんなミスも、ノーヒットノーランも初めて」。試合後すぐに全体でフリー打撃を敢行。意見をぶつけ合った。

吉川急上昇、ドラフト1位競合ある!? 西日本スポーツ紙面 2016/6/13

 

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