侍ジャパン大学代表、柳裕也投手が2失点で東芝敗戦

大学野球ドラフトニュース 2016年ドラフトニュース

7月12日より日米大学野球を戦う侍ジャパン大学代表は、この日は東芝とオープン戦を行った。先発したエース・柳裕也投手だったが3回を投げて2失点と課題を残した。試合は6-4で東芝が勝利した。

投手陣

この試合の投手成績は次の通り。
柳裕也   3回4安打1奪三振1四球2失点
伊藤将司  2回4安打1奪三振1四球4失点
吉川峻平  1回1安打0奪三振1四球0失点
斉藤大将  1回0安打2奪三振0四球0失点
田村伊知郎 2回0安打1奪三振1四球0失点

先発した柳投手は昨年のユニバーシアードでアメリカを相手に4回2/3で1安打8奪三振4四死球で無失点という投球を見せている。今年も活躍が期待され、大会では2戦目の先発予定となっている。

この日は1回こそ無失点に抑えたものの2回に2安打を許すと、3回には四球を絡められ2失点した。柳投手は「球が高かった。体が開いていたので左手の使い方など修正したい」と話した。大会を直前に控え侍ジャパンに不安な要素となった。

リリーフを期待されている田村投手はこの日は148キロを記録した速球を見せ、力で東芝打線をねじ伏せた。リリーフは安定しそうで一安心。

打撃陣

この日の打順は次の通り。
1右 佐藤拓也 5打数4安打1打点
2二 山崎剛  4打数0安打1打点
3指 楠本泰史 3打数1安打1打点
4三 大山悠輔 2打数0安打1四球
5捕 牛島将太 2打数1安打1打点
6遊 京田陽太 3打数0安打
7一 北村拓己 3打数0安打1四球
8中 濱元航輝 3打数1安打
9左 島田海吏 4打数2安打

この他に吉川尚輝選手、森川大樹なども途中から出場した。佐藤拓也選手が代表常連の貫禄を見せて4安打を記録した。「経験したことを今のチームに還元できるように、いろいろと伝えていく」と話した佐藤選手に視察した北海道日本ハムの大渕スカウトディレクターは「打撃技術は素晴らしい」と評価していた。

打線は10安打を記録、ボテボテの内野安打で得点するなど4点をもぎ取った。昨年の代表では高山俊選手、茂木栄五郎選手、横尾俊建選手、吉田正尚選手、谷田成吾選手、柴田竜拓選手、坂本誠志郎選手といったこれまでの代表でも屈指の打線を誇ったが、今年はそれよりも1ランク以上の差はあるのは正直なところ。守備でミスをせずに1点を着実に取っていく戦い方が必要だろう。

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また、抑えを務める立大・田村は8回から5番手で登板し2回無安打無失点。最速148キロを計測し「チームが勝つために投げる。最後までこのポジションを守り抜きたい」と力強かった。

野手では日の丸を背負った唯一の経験者だけに「経験したことを今のチームに還元できるように、いろいろと伝えていく」と周囲とコミュニケーションを図り、ベンチでも声をからした。今秋ドラフト候補に挙がる左の強打者に、日本ハム・大渕隆アマスカウトディレクターは「打撃技術は素晴らしい」と評価した。

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