創価大・田中正義投手が154キロで3回無安打、9球団スカウト「圧巻のピッチング」

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今年のドラフトの超目玉、創価大・田中正義投手がこの日、近大産業理工学部との練習試合に先発すると、154キロを記録する快速球を中心に3回ノーヒットピッチングを見せた。視察した9球団のスカウトも改めて田中投手の評価をしている。

違和感はなし

154キロの速球は田中投手らしい回転の素晴らしい球で、初回先頭打者を三振に取ると、4者連続空振り三振を奪った。次の打者をエラーで出塁させたもののその次の打者を落ち着いて併殺に打ち取ると、3回は3人ともサードゴロに打ち取った。3回を投げて0安打4奪三振無失点、田中投手らしい圧巻の投球となった。

田中投手は4月23日の春のリーグ戦・共栄大戦で右肩に違和感を訴えて緊急降板し、それ以降リーグ戦には登板せず、侍ジャパンなども回避した。肩の治療と強化のためのトレーニングを続け、ブルペンで投球を再開したのは7月6日、4か月の間投げられなかった事に田中投手は「今までで一番しんどかった。100%の状態で臨めるように我慢してきた」と話した。しかしその結果、この日の投球では「思い描く投球に比べると、60点くらい。思い切り腕を振っても違和感が出ないというのが僕の中では大きい」と話し、完全復調を自ら確認した。

9球団スカウトがチェック

この日は巨人、福岡ソフトバンク、阪神、中日、千葉ロッテ、横浜DeNAなど9球団15人のスカウトが田中投手の視察に訪れた。

福岡ソフトバンク・山本スカウト:「圧巻のピッチング。投げ始めにしてはびっくりした。順調どころではない。昨年の一番いいときに近い」

阪神・中尾スカウト:「まだ目いっぱいの感じではない中でこれだけ投げられれば十分でしょう」

巨人・吉武スカウト:「球も良くて力強かった。今後も、長いイニングでのスタミナ面も含めてチェックしていきたい」

横浜DeNA・武居スカウト:「体も大丈夫そうだし、初登板にしてはいい球を投げていた。トップレベルの投手」

またこの日は同じくドラフト候補の池田隆英投手が2番手で登板し、4回から9回までの6イニングを無失点に抑える好投を見せた。池田投手について巨人の吉武スカウトは「2人ともよかった。」と評価した。

夏の甲子園の季節になると、どうしても甲子園で活躍した投手の話題が増えるため、相対的に高校生の評価が高くなる。しかし秋には再び大学生の評価が見直されるという形になる。今年の場合は、履正社の寺島成輝投手や横浜の藤平尚真投手、作新学院の今井達也投手といったドラフト1位クラスとして申し分のない選手がいるが、やはり田中正義投手が頭一つ抜き出ており、将来的に寺島投手、藤平投手が大谷投手クラスになる可能性は十分あるものの、田中投手は現時点で大谷翔平投手、藤浪晋太郎投手と比較できる選手だろう。

12球団が1位指名もと言われた春先に比べ、故障もあり、そして高校生の台頭があるため、指名球団数はやや少なくなるかもしれないが、田中正義投手は10年に一人の選手といえる。

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練習試合にもかかわらず、ドラフトの目玉の復帰登板とあって、9球団、15人以上のスカウトが集結。ソフトバンク・山本スカウトは「順調どころではない。昨年の一番いいときに近い」と高く評価した。

プロ注目の田中の好投に、各球団のスカウト陣もひと安心の様子だった。巨人吉武スカウトは「球も良くて力強かった。今後も、長いイニングでのスタミナ面も含めてチェックしていきたい」。

 ソフトバンクの山本スカウトは「順調どころじゃないですね。一番いい状態に近い」と絶賛。阪神中尾スカウトも「まだ目いっぱいの感じではない中でこれだけ投げられれば十分でしょう」と話した。

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