創価大・田中正義に11球団30人スカウト、153キロで8回2安打1失点

創価大, 田中正義

創価大・田中正義投手が春の故障後に公式戦で初登板し、最速153キロの速球で8回2安打1失点の投球を見せた。この試合には巨人が7人態勢で訪れ、埼玉西武千葉ロッテ阪神など11球団30人のスカウトが視察した。

8回7奪三振

田中投手は初回に151キロを記録し3者凡退に抑えると、2回には最速153キロのストレートで空振り三振を奪った。4回までノーヒットも5回にヒットを許すと6回には先頭打者に2ベースヒットの後誤打で進められ犠牲フライで1点を許した。7回、8回にはランナーがいなくてもセットポジションから投げ、球速を落とし140キロ前後の速球と変化球で打ち取るピッチングも見せ、8回を投げて2安打7奪三振1失点という内容で復帰登板を勝利で飾った。

田中投手は「今日は良くなかった。体に切れがなかった。納得できたのは1球くらい」と話し、「打たせて取ろうと思い、6、7割の力で投げた」と話したが、序盤は150キロ前後の速球を連発した。終盤のセットポジションからの投球については、「バランスを重視した」と話し、投球中にいろいろと工夫をしながら登板をしていた。

11球団30人のスカウト視察

この日は11球団30人のスカウトが視察、巨人は堤GM以下7人態勢で、また阪神・和田SA、埼玉西武・渡辺SDに中日福岡ソフトバンクなどが視察した。

巨人の堤辰佳GMは「モノは抜けていますね。投げられる状態になっている。投球がうまいですね。うちの中ではAクラスの評価をしているし、あとはリーグ終盤戦できちんと投げていれば本物。また秋をしっかり見ていかないと」と評価し、まずは投げられる状態であることを確認した感じで、指名はこれからのピッチングで決めるという雰囲気だった。

また埼玉西武・渡辺久信SDは、「まだ手探りのところがあると思うけれど、もう大丈夫じゃないか。」と話し、千葉ロッテの永野吉成チーフスカウトも「体については問題ないと思う。あれだけ腕が振れていたから大丈夫だと感じた。」と話した。

まずはスカウト達は肩の故障からの復調について確認をした。ただし、投球内容については大絶賛というものはなく、これで1位指名は決定というものではなかったようだ。各球団とも甲子園熱により、今井達也投手、寺島成輝投手、藤平尚真投手などが最上位候補に張り付いているが、この日の投球ではそこに並ぶものの、「やっぱりその上をいく」という事ではなかった。

今後のピッチングによって、田中投手の指名競合数などが決まってくるとみられる。

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 ネット裏には11球団28人のスカウトが集結。今夏甲子園では1位候補の評価を受けた高校生の好投手が多く登場したが、今季初めて視察した巨人の堤辰佳ゼネラルマネジャー(GM)は「モノは抜けていますね。投げられる状態になっている。投球がうまいですね。うちの中ではAクラスの評価をしているし、あとはリーグ終盤戦できちんと投げていれば本物。また秋をしっかり見ていかないと」と評価した。

スカウト27人 この日は国内11球団27人のスカウトが集結して、巨人は堤辰佳GM(51)を含む異例の7人態勢で熱視線を送った。右肩の回復具合を確かめた同GMは「クリーンアップと下位(打線)で(力の入れ方を)投げ分けて大人の投球。レベルは最上位」と高く評価した。

阪神の和田SAら幹部も含めて、中日、ソフトバンクなど視察した11球団のスカウトも、まだ復帰途上との判断。巨人の堤GMも「投げられるかどうかが一番なので、そこを見にきました。ウチの中では(評価は)最上位。しっかり秋を見ていきたい」と話すにとどめた。


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