首都大学リーグでは東海大が日体大に勝利、ドラフト候補の丸山泰資投手が4安打1失点完投で今季2勝目を挙げた。
プロ志望
この日の丸山投手は「調子は良くなかった」と話すが、得意のスライダーで打たせて取る投球で9回を投げ4安打1失点と安定感を見せた。
丸山投手は150キロを記録する伸びのある速球と、鋭く曲がるスライダーで3年生の春に日体大戦で完全試合を達成し、その後の大学野球選手権でも好投を見せた。この春には大学生ドラフト上位候補の一人として注目されていた。
しかし今年春は不調となり、いろいろと悩み体重も8kg減少し、球速も140キロ前後まで落ちていた。それでの夏は、走り込みや体感トレーニングで再び自信を掴むと、遠投によって球の回転が良くなり空振りを取れるストレートが戻ってきたという。そして、進路についても「プロに入って勝てる投手になりたい」と話し、プロ志望を明らかにしている。
プロでもいろいろな壁があり、それを強く乗り越える精神力が必要で、春のスランプとそれに伴って悩んだ姿を見せた事は、ドラフト候補としてはやはり影響を与えるのは避けられない。しかしもともと素質はドラフト上位候補に匹敵するものを持っており、この秋はエースとして精神的なタフさを見せられれば、再び見直されるかもしれない。
強い気持ちでシーズンを投げ切ってほしい。
今春は不調で4敗。エースの責任を果たせず食事も喉を通らなくなり、8キロもやせた。「ふがいない投球で、チームが勝てなかったのが悔しかった」と雪辱を期した夏は、走り込みに加えて体幹トレーニングを精力的に消化。また、これまではあまりしなかった遠投をこなすことで、直球がシュート回転しなくなり、空振りが取れる球質が戻って来た。体重も元通りの80キロ前後に戻った。
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