桜美林大・佐々木千隼投手が53イニング連続無失点、7球団視察しヤクルトもドラフト1位候補に

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桜美林大の佐々木千隼投手が、菅野智之投手が東海大時代に記録したリーグ戦53イニング連続無失点の記録に並んだ。しかし次の回で失点し、記録更新とはならなかった。この試合には阪神が7人で視察するなど7球団のスカウトが視察をしている。

53回連続無失点

佐々木千隼投手は春のリーグ戦からこの日まで50回連続無失点を続けていた。そしてこの日の日体大戦でも3回までノーヒットに抑え、菅野智之投手の53回連続無失点の記録に並んだ。しかし4回、2アウトから四球を与えると2盗を決められたあとにタイムリーヒットを打たれて1失点、この回2点を失い記録は止まった。

5回以降は最速150キロを超すストレートや得意のスライダーを駆使し、延長12回までを投げて6安打7奪三振2失点と好投したものの、チームはタイブレークで敗れた。

佐々木投手は得意のスライダーは切れ味が鋭く三振を奪える球だが、「今シーズンは調子が良くない」と話し、スライダーやシンカーを駆使して打たせて取る投球を見せて無失点を続けていた。この日の投球については「打ち取れるだろうと思って投げた球が、甘く入ってしまった。まだまだだなと感じた試合」と話し反省を口にした。

ヤクルトがドラフト1位候補に

この日は7球団のスカウトが視察に訪れ、阪神は和田SAなど7人態勢で視察を行った。

巨人・山下スカウト部長:「変化球のキレと制球がいい。即戦力としての評価は変わらない」

福岡ソフトバンク・小川編成兼育成部長:「故障もないから年間を通していい投球ができる。何球団いくかでしょう」

東北楽天・長島スカウト部長:「力任せではなく、余力十分で素晴らしいボールを投げる。プロでも大事なことができている」

また東京ヤクルトの鳥原チーフスカウトは「高校生投手もいいが、やはり即戦力では田中と佐々木でしょう」と話し、佐々木投手をドラフト1位候補として評価していることを明かした。巨人の山下スカウト部長は「大学BIG3、全員欲しいよ」と、佐々木投手とともに田中正義投手、柳裕也投手についても話した。

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桜美林大の佐々木千が東海大・菅野(現巨人)が持つ53イニングのリーグ無失点記録に並んだ直後、4回に2失点。チームも延長14回の末に敗れた。12回155球を熱投し、6安打7奪三振の右腕は「2点取ってもらったのに追いつかれた。チームに申し訳ない」と肩を落とした。

それでも最速は150キロを計測。12回を6安打2失点、7奪三振にまとめた。和田SAら7人態勢の阪神など7球団が視察し、巨人・山下スカウト部長が「変化球のキレと制球がいい。即戦力」と話すなど評価は不動。

スタンドでは7球団のスカウトが見守った。ヤクルト・鳥原チーフスカウトは「高校生投手もいいが、やはり即戦力では田中(創価大)と佐々木(千)でしょう」と、1位候補であることを示唆した。ヤクルトはローテーションを固定できず、リーグ連覇を逃した。先発完投型の即戦力投手の補強が急務だ。

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