東都リーグでは日大の京田陽太選手、国学院大の久保田昌也選手にプロのスカウトの注目が集まった。
阪神4人など8球団注目
日大vs専大の試合では京田陽太選手が9回に俊足を生かして内野安打で出塁すると、これがきっかけとなってチームは逆転をした。その後、再逆転されてしまうが打線に火をつける内野安打だった。
京田選手はこの日のヒットはこの1本のみで5打数1安打、「内容はよくなかった」と話したものの、50m5.9秒の足を活かした。この活躍に埼玉西武の鈴木球団本部長は「足と肩はA、守備はスーパー」と評価した。また阪神も和田SAなど4人態勢で京田選手を見守った。
埼玉西武は毎年遊撃手を補強ポイントとしてきており、今年終盤にはルーキーの呉念庭選手がレギュラーとなった。しかし選手層の厚さも考慮し、今年も遊撃手を補強ポイントとしている。京田選手が獲得できればその補強ポイントは今回のドラフトで消え去るかもしれない。
阪神も鳥谷選手がショートから外れ、現在は期待の北條選手が出てきた。しかしセカンドも含めた選手層とともに、北條選手には守備の負担を軽くするというようなことも今後考えられるようになりそうで遊撃手は確保しておきたい。
中日など6球団注目
また国学院大vs中大の試合では国学院大の久保田昌也選手が2安打2打点の活躍を見せた。9回には左中間に2ベースヒットを放ち追加点につなげた。
久保田選手は強いプロ志望の意思を示しておりプロ志望届もすでに提出している。しかし春のリーグ戦も不調で、今季もここまで4試合で2安打と不調だった。しかしこの日は中日など日米6球団のスカウトが見守る中で活躍を見せアピールをした。久保田選手は「この流れに乗っていければ」と話した。
視察した中日の中田スカウト部長は「スイング自体は素晴らしい。一時に比べ良くなっている」と評価した。中日は平田選手や大島選手といった外野手がFA移籍する可能性もあり、外野手の候補をチェックしているとみられる。
「内容はよくなかった」との言葉通り5打数1安打。それでも、凡打を安打に変える50メートル走5秒9の快足は魅力だ。和田SAら4人態勢の阪神など8球団のスカウト陣が視察。西武・鈴木球団本部長は「足と肩はA、守備はスーパー」と評価した。
今季ここまで計4試合でわずか2安打と不調だったが、復調の兆しを見せて「この流れに乗っていければ」と笑顔。中日の中田宗男スカウト部長は「スイング自体は素晴らしい。一時に比べて良くなっている」と評価した。
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