明治大・星知弥投手が8回途中3安打2失点、ヤクルトコーチ絶賛

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明治大は立教大を下し春秋連覇を達成した。この日先発したのは東京ヤクルトからドラフト2位で指名された星知弥投手で、7回1/3を投げて3安打9奪三振6四死球で2失点に抑えた。

粘りの投球

リーグ戦最後の登板となった。ドラフト会議で2位指名された星投手は、スタンドからの注目の中で先発のマウンドに上ると、最速152キロを記録したストレートと、徐々に磨かれてきた変化球で5回1アウトまでノーヒット投球を見せる。7回1アウトまでヒット3本に抑え9つの三振を奪ったものの、課題の制球難で6つの四死球を与える。それでも「四死球は多かったけど、粘りの投球ができたと思います」と2失点に抑えた。

星投手は明治大で最速154キロの速球を投げる。しかし制球が悪く、変化球もまだまだで大学3年までは未勝利続いた。春のリーグ戦も先発2戦目を任され1勝を挙げたもののその後先発を外された。そしてこの夏は1日200球の投げ込みを重ね、この日の勝利で3勝をマークし、プロからも上位で消えると評価されるようになった。

この日は指名した東京ヤクルトの伊藤智仁投手コーチが視察をしたが、「ボールに力があって回転もいい。例年ならドラフト1位で消える」と話し、「うちはスピードのある投手がいないから、1軍に入ってこられる力がある」と高い期待を示した。この日は発熱のため観戦を取りやめていた真中監督も春のキャンプでは「当然連れていきます。まだ、起用法は分からないけれど、球に力があるし、後ろをやっても面白い」と1軍キャンプに召集し、リリーフとしての適性をチェックすることを話した。

11月には明治神宮大会に臨む。中日にドラフト1位で指名された柳裕也投手と星投手、共に1年の時から競い合って成長してきた二人が同じチームで投げるのはこれが最後となる。最後の大会を全国制覇で飾りたい。

五回一死から田村(西武D6位)に中前打を許すまで無安打投球。八回に一死一、三塁のピンチを招いて降板したが、7回1/3を3安打2失点に抑えた。この日は最速152キロをマークし、奪った三振は9。今季3勝目で優勝投手となり、20日のドラフト会議を経て“指名後初勝利”をつかんだ。

この日の星は最速152キロで8回途中2失点。明大OBのタレント・山下智久も観戦する中、9三振を奪い今季3勝目を挙げ、今季チームの9勝中、2人で8勝をマークした。

「球にスピードがあるし、回転もいい。例年ならドラフト1位で消える投手だと思う。1軍の投手陣に食い込む力は十分ある」と高く評価した。真中監督は発熱による体調不良で視察を取りやめたが、「(来春キャンプは1軍で)当然連れていきます。まだ、起用法は分からないけれど、球に力があるし、後ろ(救援)をやっても面白い」と期待を込めていた。

星は宇都宮工時代に最速150キロをマークした逸材だったが、変化球の精度などに課題があって伸び悩んだ。先発を任された今春も結果が出せず、柳1人に頼る形に。8月の長野合宿では、連日200球の投げ込みでスライダーを磨き、今秋3勝をマーク。善波達也監督(54)も「2枚看板と言っていい」と目を細めた。

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