広島ドラフト1位、慶大・加藤拓也投手が完封勝利でリーグ26勝

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東京六大学では早慶戦の3回戦が行われ、広島がドラフト1位指名した慶応大の加藤拓也投手が、早稲田大を2安打完封し勝利した。

いざプロへ

加藤投手はこの日、ダイナミックなフォームからキレのあるスライダーでカウントを稼ぎ、最速150キロの速球を勝負球に選択した。8つの三振を奪い早稲田大打線をわずか2安打に抑えて1-0で完封勝利、大学最後のマウンドを華々しく締めた。「最後は勝ちたいと思っていたので、抑えることができてよかった。4年間成長してきたことを出せたと思います」と話した。

これで加藤投手は東京六大学通算を26勝とした。またリーグ通算奪三振も歴代15位の309奪三振とした。2年時はパワーピッチングを見せ好投をしていた。しかし3年からはやや疲れを見せ始めると、4年秋は変化球を織り交ぜたピッチングスタイルも見せる。そしてこの日の試合はその集大成となるピッチングだった。

広島の苑田聡彦スカウト統括部長は「バラツキはなくなった。先発も抑えもできる」と話した。11月5日に行われる明治神宮外苑創建90年記念奉納試合に登板予定で、そこで来年から対戦するであろうヤクルト打線と勝負してプロの力を体験し、来年の開幕ローテーション入り、またはリリーフでの登板を目指していく。

独特の雰囲気に包まれる伝統の早慶戦。「最後は勝ちたいと思っていたので、抑えることができてよかった。4年間成長してきたことを出せたと思います」と安どの表情を浮かべた。

大久保秀昭監督は「ストイック。一番練習するし人間性に感心する」と称えた。視察に訪れた広島・苑田聡彦スカウト統括部長は「バラツキはなくなった。先発も抑えもできる」と改めて高い評価を口にした

この日、直球は最速150キロをマーク。変化球を低めに集め、許した安打、四球はそれぞれわずか2。ネット裏で見守った広島・苑田スカウト統括部長は「見るたびに良くなっている。適応力が高い」と評した。それでも加藤拓自身は、9回先頭で四球を与えたことについて触れ「あれはいらなかった。(あの場面で四球は)自分らしいかな」と、冷静に振り返った。

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