横浜DeNAドラフト1位・濱口遥大投手が1/3回KO、プロで変われるか

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横浜DeNAがドラフト1位で指名した神奈川大の濱口遥大投手が、関東地区大学野球選手権の2回戦、対共栄大戦に先発したが、四球を連発しタイムリーを浴びるなど1アウトしか取れずに5失点し降板した。

1アウトしか取れず5失点

濱口遥大投手は左から150キロの速球とチェンジアップで三振を奪う、力強いピッチングが持ち味の投手で、ドラフト会議では上位候補として注目され、抽選を2度外した横浜DeNAが1位で指名した。実力では大学ではNO.1の左腕投手といって間違いないのだが、好調の時は圧巻のピッチングを見せるものの、良くないときは短いイニングで大量失点して降板する事がある。田中正義投手がプロを相手に4回パーフェクトに抑えた試合でも先発したのは濱口投手だったが、2回を投げて7安打で2失点している。

この日は先発すると2者連続四球のあとで送られてタイムリーで2失点、エラーとヒットで満塁にすると四球で押し出し、そしてタイムリーヒット、なお満塁で再び四球で押し出しと合計5失点、アウトは犠打の1つしか奪えず降板した。最速は144キロどまりだった。

濱口投手はドラフト指名後で注目度も高い一方、リーグ戦の最終登板が10月11日とかなり時間が空いており、また雨天のため試合開始が2時間半遅れ、しかも1週間前にマメをつぶしており、古川監督もこの日の先発を悩んだという状態だった。濱口投手は「チェンジアップもスライダーも抜けてなかなかカウントの取れるボールがなかった。すごい悔しい。」と涙を流し、「1週間前に左手中指にできたまめの血を抜いたが、言い訳にならない。ケアをしきれなかったのがこういう結果になった。純粋にこれが今の実力」と話した。

スカウトは心配せず

視察をした横浜DeNAの河原スカウトは、「ドラフト1位指名されたというプレッシャーもあったのかもしれない。逆にこれで頑張らないと、と思ってもらえれば。心配はしていません」と話した。濱口投手がこういうピッチングをしてしまうのはスカウトも何度も見ていると思う。それを織り込み済みで1位指名しているのだから、またやったかという程度かもしれない。

しかしこれまではエースとしてチームを支え、そして起用されてきた。しかし来年からは1軍投手陣の枠はドラフト1位とはいえど当然保障されていない。1軍で起用するためには、失敗しない事も求められるだろう。

プロでこの課題をどのようにクリアしていくのかで、濱口投手がプロで長い間やっていける事につながる。

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1週間前に左手中指の血マメをつぶし、血を抜くなどして何とか間に合わせたが、最速は144キロ止まりと本調子にはほど遠かった。マメを言い訳にはせず「自分のケア不足です。これが今の実力」ときっぱり。観戦したDeNAの河原隆一スカウトは「ドラフト1位指名されたというプレッシャーもあったのかもしれない。逆にこれで頑張らないと、と思ってもらえれば。心配はしていません」と話した。

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