慶大・山崎錬選手がサヨナラホームラン!福谷浩司投手は左足負傷

大学野球ドラフトニュース 2012年ドラフトニュース

 東京六大学の慶大vs立大の試合は、慶大・竹内大助、立大・小室正人のプロ注目左腕対決で幕を開けた。

 小室正人投手は、1回に1点、2回に山崎錬選手に2点タイムリー2塁打を浴びるなど苦しいピッチングとなった。しかし3回以降は苦しみながらも粘って結局5回を5安打4奪三振4四死球で3失点という内容だった。対する竹内大助投手は5回までは1失点と粘りの投球を見せたものの6回に崩れ3失点し逆転を許してしまう。結局6回を7安打3奪三振で4失点という内容に終わった。

 試合は7回途中から登板した慶大・福谷浩司投手が三振でピンチを切り抜けると1回も気迫の投球で1三振を奪った。しかし8回裏、福谷の内野ゴロで3塁走者が生還し慶大が4-4の同点に追いついたものの、一塁に走り込んだ福谷浩司投手が左足を負傷しベンチに下がる。福谷投手は1回1/3を投げてノーヒット2奪三振の投球だった。

 慶大は9回に急遽登板した白村明弘投手が、150km台を連発、152kmを記録したストレートで三者凡退に討ち取ると、9回の裏に山崎錬選手のサヨナラ2ランホームランが飛び出し、慶大が先勝した。山崎錬選手は通算8本塁打となり、この日は4打数2安打4打点の活躍だった。

 山崎錬選手は1年生の横尾俊建選手から「千葉ロッテが使っている重量球を購入したいが1年生では言いづらい」と相談を受けて、すぐに2ダース分を購入し自らも連日300~500球近く打ち込んだ。高校時代から変わらずのチャンスのめぐり合わせとそれに応える強さを持っている。卒業後はJX-ENEOSに進む予定が決まっており、2年後のプロ入りを目指す。

 左足を負傷して降板した福谷浩司投手は「ベースを踏み外した感じ。軽く腫れがある。」と話したが病院で診察したところ軽症と診断された。プロ志望の福谷投手にとって、ラストシーズンとなる今季は非常に大切、軽症で本当に良かった。

 この試合には10球団のスカウトが視察している。

慶大山崎のサヨナラ弾で開幕/東京6大学 - ニッカンスポーツ・コム:2012/09/09

 山崎錬は土壇場で、練習通りのスイングを繰り出した。9回無死一塁。「つないでいこう」と打席に入った。内角の落ちる変化球を巧みにすくい上げると、打球は右翼席で弾んだ。大学通算8号は、リーグ戦初のサヨナラ本塁打。「(体勢を)崩されたけど左半身をぶつけていけた。サヨナラ安打はあるけど本塁打は初めて。みんなの気持ちが打球に乗ってくれました」。本塁で待ち受けるナインの輪に飛び込んだ。

 

 チーム内で「錬さんボール」と呼ばれる重量球で打ち込んだ成果を見せた。本塁打を増やすべく、夏場は通常より重いトレーニング球を300~500球、深夜まで打った。横尾俊建内野手(1年=日大三)から「ロッテが重量球で飛距離を伸ばしたそうです。でも1年生が(購入して下さいと)言いづらいです」と聞くと、主将としてチームに2ダースを導入。率先して使用すると、2回にも中越え2点二塁打を放つなど、初戦から長打を連発した。 全文はニッカンスポーツ・コムのサイトをご覧ください。

エースの無念をバットに込めた。4―4で迎えた9回無死一塁。サヨナラ2ランが右翼フェンスを越えると、山崎は一塁ベース上でくるりと体を回転させ、慶大ベンチを向いて両拳を突き上げた。「僕1人のホームランじゃない。みんなの力で勝ち取った勝利です」。主将は試合終了後、涙目の福谷と無言で抱き合った。

 アクシデントは8回の攻撃で起きた。7回途中から登板の福谷は、1死二、三塁で遊ゴロに倒れると、一塁まで全力疾走した。だが、ベースを踏み外すような形で左足をひねり、転倒。肩を抱えられてベンチに退いた。「非常事態でしたけど、打ててよかった」。通常より100グラムほど重いトレーニングボールを打ち込んできた成果を土壇場で発揮し、山崎は胸を張った。 全文はスポーツ報知のサイトをご覧ください。

慶大・福谷が左足首痛める/東京6大学 - ニッカンスポーツ・コム:2012/09/09

今秋のプロ野球ドラフト会議で注目される慶大の右腕、福谷浩司投手(4年=横須賀)が左足首を痛めて途中交代し、試合後に東京都内の病院で検査を受けた。慶大野球部は「軽症で大事に至らなかった」と発表した。7回途中から救援登板した福谷は8回裏の打席で同点打となる遊ゴロを打ち、一塁に駆け込んだ際に痛めた。

155キロ右腕・福谷が負傷交代 - デイリースポーツ:2012/09/09

七回途中から好救援を見せていた。最速147キロの直球で見逃し三振を奪うなど、打者4人を完ぺきに封じて流れを呼び込んだ矢先のアクシデント。サヨナラ直後のベンチ裏では、千金弾の主将・山崎と抱き合って勝利を喜んだが「申し訳なかったです」と、途中交代に表情はさえなかった。

 

 春は右内転筋を痛めて出遅れ、雪辱を期した秋初戦も負傷。試合後は「軽く腫れている」と説明すると、自力で歩いて車に乗り込み病院へ向かった。幸い軽傷と判明し、9日のベンチ入りは当日の状態をみて決める。この日は視察した10球団のスカウトに十分なアピールはできなかったが、ここから巻き返しを図る。

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