九州産業大、創価大に敗れるも1年・井出亮太郎投手が好投、浜田智博投手はプロ志望へ

大学野球ドラフトニュース 2016年ドラフトニュース

 大学野球選手権は準々決勝が行われ、九州産業大は創価大に敗れてこの春初の敗戦となった。プロ注目候補の浜田智博投手が6回まで3失点し降板したがリリーフした1年生・井出亮太郎投手が2回0安打3奪三振と好投を見せた。

初の3失点で敗戦

 九州産業大は強力投手陣でリーグ戦を勝ち抜いた。10勝0敗のうち0点に抑えたのが3試合、1点が6試合、2点が1試合と、3点以上奪われた試合は無かった。大学野球選手権でも広島経済大戦、東日本国際大戦を無失点に抑えている。

 この日はエースの浜田智博投手が先発するも6回5安打3失点と、この春初めて3点を奪われてしまう。しかし7回から登板した1年生の井出亮太郎投手はサイドスローから147km/hを連発し、創価大打線に手も足も出ないピッチングを見せて2回0安打3奪三振とパーフェクトに抑えた。

 試合は2-3で敗れ、この春初めて奪われた3点目によって初めての敗戦となった。浜田投手は「自分の投球ができなかった」と話し、「初の全国に出て、また上を目指す気になった。九州王者になり神宮に戻ってきたい」と話した。プロ入りの可能性が高い投手で、プロ入りについて「卒業後、プロでやりたい気持ちは強い」とプロ入りに前向きであることを示した。

 

強力投手陣

 九州産業大はエース浜田投手の他に、昨日先発した高良一輝投手も好投した。またリリーフで2試合に登板している森川祐至投手、そしてこの日完璧なリリーフを見せた井出亮太郎投手と、1,2年生も大舞台で素晴らしい投球を見せ、ここ数年間は全国の舞台で常連になる可能性がある。

 森川投手、井出投手は2016年、2017年にドラフト1位になる可能性が十分ある。これからも目が離せない。

 

田中正義投手は失点も

 一方、創価大も小松貴志投手と田中正義投手のリレーで勝利した。リリーフで登板した田中投手が2失点し、9回も逆転のピンチとなったがなんとかしのいだ。この日は最速152km/h、4回6安打2失点だったが5つの三振を奪う力を見せた。

 田中投手は春のリーグ戦で150km/h台を連発して巨人のスカウトを驚かせたが、その後の試合では140km/h前半しか球速が出ない試合もあり、連投や長いシーズンでのスタミナに若干の課題があるように見られた。

 大学に入ってから再び投手に転向した事もあり、その辺の体力にやや不安があるが、それも今後は克服されていくだろう。4年時にはどんな投手になっているのか夢が膨らむ。

 

 最終的にリードを守ったが、一時同点に追いつかれ「まさか6回からと思わず、気持ちの整理がつかなかった」という。最速で152キロを計測したが、フォークを見極められて苦しんだ。今大会で一躍注目を浴び、戸惑いもあったそうで「ここまでは持っている以上の力が出ていた。きょうが本当の自分の姿」と苦笑い。同大学初の決勝進出に向け「切り替えて、いい意味で開き直りたい」と語った。

 ▼九産大・浜田(大学日本代表候補左腕。6回3失点)失点して冷静になれなかった。卒業後、プロでやりたい気持ちは強い。

九産大、15年ぶり8強 - 西日本スポーツ:2014/6/13

 

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