神奈川大、5戦目で力尽きるもチーム力見せる

大学野球ドラフトニュース 2016年ドラフトニュース

 神奈川大学は決勝で敗れた。しかし慶応大を下すなどエース・濱口遥大投手を中心に快進撃を見せた。

濱口遥大投手が敢闘賞

 神奈川大は今大会はシードでは無く5試合を戦った。濱口遥大投手は初戦の西日本工業大で7回4安打3四死球4奪三振無失点で勝利すると、続く慶応大戦では9回5安打5四死球11奪三振で1失点に抑える最高のピッチングを見せた。

 1日開いての仙台大戦戦でも先発し7回2安打4四死球5奪三振1失点、準決勝は登板せずこの日の決勝は9回7安打6四死球9奪三振で2失点だった。合計32回を18安打18四死球29奪三振4失点という成績だった。

 四死球は多めではあるが左右に大きく曲がる変化球に加え慶応大戦で見せた140km/h後半のストレートは威力十分だった。まだ2年生で172cmと小柄な左腕投手だがこの球威と変化球があれば2年後のドラフト会議では2位当たりで指名されそうだ。

 

チーム状態は最高

 神奈川大は初戦でホームランを放った2年生の濱元航輝選手、3年生の山原泰士選手、また主軸を打った2年生の小室湧未選手に3年生で主将の胡麻選手など、下級生がのびのびとプレーし活躍を見せた。また、試合中にベンチからの声が途切れないほど出ており、チェンジの時は全力疾走を徹底していた。

 準優勝に値する素晴らしいチームだった。来年以降、ドラフト会議でも注目される選手が出てくるだろう。

 

 悔し涙は出た。でも、神奈川大ナインは誇らしげな顔つきでスタンドのファンにあいさつした。24度目の出場で迎えた初の決勝。敗れたものの、3年生主将の胡麻裕宜は「実力を発揮できたので、悔しい思いは強いけど良かった。みんなで取った準優勝なのでうれしい」と胸を張った。

 初の決勝進出を果たした神奈川大は、打線が5安打に封じられて準優勝に終わった。古川祐一監督は「完敗です。東海大学さんの投手の変化球についていけなかった」と零敗を悔やんだ。

 先発した2年生エース左腕の浜口は、直球とチェンジアップを軸に7安打2失点と完投したが、東海大・大城卓に2本の適時打を浴びた。敢闘賞に選出されたものの、「真っすぐが思うようにいかなかった。(大城卓には)うまく打たれてしまった」と勝負どころで踏ん張れずに肩を落とした。

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