中日がFAで大野奨太捕手を獲得、ドラフトで中村奨成捕手を外して

中日球団ニュース

中日は、北海道日本ハムからFA権を行使していた大野奨太捕手を獲得した。中日は今年のドラフト会議で広陵の中村奨成捕手を1位指名したものの獲得できず、別の方法で補強するとしていた。大野選手は2009年のドラフト1位。

捕手の補強成功

中日は今年のドラフト会議で、広陵の中村奨成捕手を1位指名した。谷繁氏が抜けて以来正捕手を固める事ができず、補強ポイントの一つとしていた。しかし1位では広島と競合し、抽選の結果、中村選手を獲得することができなかった。

そしてドラフト1位ではリリーフ投手の鈴木博志投手を指名し、またドラフト2位でも高校生NO.1投手と評価していた石川翔投手を指名、捕手の有力候補だった大阪ガスの岸田行倫捕手が巨人に2位で指名され、結局捕手は一人も指名しなかった。ドラフト後に球団関係者が「捕手の補強は別の方法で」と話していた。

中日はFA宣言した大野捕手に早くから動き、森監督も交渉の席について獲得を目指し、そしてこの日の獲得に至った。森監督は「課題である捕手を充実できたことをうれしく思います。まずはチーム内の競争をしっかり勝ち抜いてほしい」と話した。

2009年ドラフト1位

大野選手は岐阜県出身、岐阜総合学園から東洋大に進み、東洋大では2つ上に、2006年のドラフトで中日に希望枠で入団した田中大輔捕手がおり、2年までは出場機会は少なかった。しかし正捕手としてマスクを被ると大場翔太投手とのバッテリーで黄金時代を築き、3年春から4年秋まで4季連続ベストナイン、4年春は捕手としてリーグ22年ぶりとなるMVPを獲得した。

2008年のドラフト会議は高校生、大学社会人の分離ドラフトを廃止して1年目のドラフトだったが、ドラフト候補も目立った選手が非常に少ない不作の年だった。その中で大野選手は日本ハムが単独で1位指名をしている。この年のドラフト1位競合選手は、大田泰示選手、松本啓二朗選手、野本圭選手など。

しかし、西武・野上投手、浅村選手、オリックス・西投手、日本ハム・中島選手、楽天・辛島投手、ソフトバンク・摂津投手、阪神・上本選手、ヤクルト・中村捕手など、プロで活躍している選手は少なくない。

大野捕手はその中で着実に活躍を積み重ね、FA権を取得した。中日入りしていた東洋大の先輩・田中捕手は2014年に中日を戦力外となり、2016年までオリックスでプレーしたものの引退をしている。

中日ドラゴンズ、過去のドラフト指名一覧

 大野奨「高く評価していただき、感謝の気持ちでいっぱいです。新しく挑戦するという形で前を向いていけると思っています。ドラゴンズのために精いっぱい頑張りたいです」

スポンサーリンク
スポンサーリンク
スポンサーリンク
シェアする
ドラフト会議ホームページ2024 Draft home page

コメント