2年目の投手が開幕投手へ、則本昂大投手、小川泰弘投手、三嶋一輝投手

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 東北楽天で昨年15勝を挙げて新人王を獲得、チームの日本一にも大きく貢献した則本昂大投手が2年連続の開幕投手に確定した。昨日のオープン戦で6回2安打無失点と好投して、ドラフト1位ルーキーの松井裕樹投手などに開幕投手を譲る事はなかった。他にも2年目投手が開幕を務めるチームが多くなりそうだ。

 

2年連続開幕投手

 東北楽天の則本投手はこれで入団して2年連続で開幕投手を務める。オープン戦でも先日は失点を重ねたが、この日の中日戦では6回2安打無失点、最速150km/hと伝家の宝刀スライダーが健在で文句なしの投球となった。本人も開幕投手を希望しているとの事で、田中将大投手の後のエースには則本昂大投手が完全に座る事になった。

 三重中京大で無名ながら1試合20奪三振を記録してプロ入りを決意し、それから2年でプロ球団を背負うエースとなった事は非常に感慨深い。

 

続々開幕投手に

 東京ヤクルトで昨年16勝を挙げて新人王を獲得した小川泰弘投手は、既に開幕投手を明言されているがそれから失点を繰り返し、この日も6回5失点とらしくないピッチングを見せた。しかし開幕投手は代わらず、小川投手も「この1週間で100%に持っていく」と話している。また横浜DeNAの三嶋一輝投手も開幕1軍を明言されているが、この日の巨人戦でも5回5失点とオープン戦の防御率は7点台となっている。しかし中畑監督は「彼で行きます」と話し、成長を促す開幕投手指名となった。

 小川投手と三嶋投手が開幕で直接対決をする。大学時代は東京六大学のエースだった三嶋一輝投手と東京新リーグの小川泰弘投手だったが、プロ1年目では新人王の小川投手が大きく上回った。2年目はどうなるか、興味深い対戦となりそうだ。

 また巨人は原監督は明言をしていないものの菅野智之投手が開幕投手になる可能性が高いと見られている。

 阪神の藤浪晋太郎投手や北海道日本ハムの大谷翔平投手は開幕投手とはなれなかったが開幕ローテーションに名前が挙がる。プロ野球界に新しい風を呼び込んだ昨年のルーキー投手達が、2年目はプロ野球の中心として活躍を見せる。

 

 重圧に勝った。6回を投げ終え、三塁ベンチに向かう則本はようやく笑みを浮かべた。逆球が多く、制球は完璧ではなかった。それでも任された6イニングをゼロに抑えた。全ては開幕投手を手にするためだった。則本の開幕投手について、佐藤投手コーチは「それでいいんじゃない」と言った。2リーグ制後、2人しかいない新人から2年連続の大役。力でもぎ取った。

 「前回の悪かった点を修正して、テンポよく投げた。もし開幕を任されるのであれば、去年とは違う緊張感もあると思うけど、試合を楽しみたい」。初回1死一、二塁のピンチを招いたが、引退試合だった山崎に直球勝負を挑んで二ゴロ併殺。乗った。100キロ台前半のカーブや数種類の変化を持つ得意のスライダーも駆使し、2回以降は安打を許さなかった。パ・リーグで投げる機会が少なく、傾斜が急とされるナゴヤドームのマウンド。則本は結果を求めるため、走者がいなくても全てセットポジションから投じ「フォームのぶれが少なかった」という。最速も150キロに達した。

 DeNAの三嶋は5回7安打5失点の乱調。最速144キロの直球は切れがなく、ロペスに2打席連続本塁打を浴びた。

 実戦6試合で20イニングを17失点、防御率7・07と開幕に向け不安が残る内容だが「課題だらけだけど、オープン戦。反省して開幕良ければいいぐらいの気持ちで、前向きに考えたい」と話した。2年目右腕に初の大役を任せる中畑監督は「開幕投手と言われる投手にクエスチョンマークがつくけど彼にやってもらう。反省してもらいたい」と奮起を促した。

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