北海道日本ハム・大谷翔平選手が2本の2ベースヒットで打率3割、最短で5月31日の中日戦で先発も

北海道日本ハム球団ニュース 2012年ドラフトニュース

 北海道日本ハムのドラフト1位・大谷翔平選手が東北楽天戦で7番ライトで出場すると、2本の2塁打を放ち札幌ドームで初打点を挙げた。

 大谷翔平選手は4回に美馬学投手から左中間に2ベースヒットを放つと、6回2アウト3塁の場面で斉藤隆投手から左中間にタイムリー2ベースヒットを放った。大谷選手は11試合に出場し30打数9安打3打点、打率.300となった。9本のヒットのうち、4本が2ベースヒット、内野安打1本となっている。

 途中でケガの為出場していなかったとはいえ、高校を卒業して1年目のこの時期に打率3割を打っている所は、大谷選手の打撃のセンスを示している。しかし何か物足りない感じもさせる。高校通算56本塁打のホームランがまだ出ていない。

今はとにかく結果を残すために自らの打撃のセンスで投球に対応して打率を記録しているが、大谷選手に求めているのは7番で3割を打つよりも、4番でホームランを放つ左のスラッガーのイメージだろうと思う。今年はこのままプロの投手を経験する事になるかもしれないが、将来はしっかりホームランが打てる、4番を任される選手になってほしい。

 また、球団幹部は「あと2回、2軍で調整登板して内容が伴ってくれば、1軍の先発マウンドに向かう」と話したという。2軍の登板予定としては、次は17日で、その次を24日とすると、最短で31日に札幌ドームで行われるセパ交流戦・中日戦という事になる。

 足のケガのあとにまず打者として1軍でヒットを放ち復帰し、投手としても先日2軍で1イニングを投げた。阪神ドラフト1位の藤浪晋太郎投手からは、投手として登板した時に、「これでようやく復帰したな」と連絡をもらったと言う。ここまで3勝を挙げている藤浪投手も、投手大谷と戦いたいのだろう。

 何度も書いているが、二刀流をするならば、打っては4番を打ちホームランを打てて、投げては先発して150km/hを越す速球で10勝する、これができないならば、投手に専念して欲しいと思う。ダルビッシュ有投手のようになれる素質を持っていると思う。投手一本の方が目標のメジャーリーグに近づくだろう。

日本ハム・大谷、31日1軍投手デビューへ!  - サンケイスポーツ:2013/5/10

 見る者が吸い込まれてしまう“神秘の力”が、この男にはある。悔しい敗戦を一瞬、忘れさせてくれたのは、大谷だった。4月7日のソフトバンク戦以来、約1カ月ぶりの本拠地スタメン出場で躍動した。

 「メジャーで活躍されて、打ちづらい、すごいというイメージがありましたが、うまく対応できたと思います」

 元大リーガー、43歳右腕の斎藤の直球を捉えた。4点を追う六回二死三塁だった。25歳の年齢差も臆することはない。カウント1-1からの3球目。143キロを左中間に打ち返した。本拠地では初打点となる適時二塁打。三回の左中間二塁打に続き、自身初の1試合2長打をマークした。

 守備でも魅せた。六回一死一、三塁のピンチで嶋の右直を捕球するや、助走なしの“クイック返球”。一塁・ホフパワー-捕手・鶴岡と渡り、三走・マギーを刺した。大谷は「打球への入り方が悪かった」と反省したが、記録上はプロ初補殺の“ご褒美”がついた。

 『打者・大谷』が順調となれば、次なる注目は『投手・大谷』。こちらも今後のスケジュールが見えてきた。7日のイースタン・リーグ、巨人戦(ジャイアンツ球場)に先発した際に痛めた右手中指の爪も、黒木投手コーチは「問題はない。投手用調整にも変更はない」と説明した。

 明らかになった今後の実戦登板予定は、17日の同・ロッテ戦と、24日のDeNA戦(いずれも鎌ケ谷)。中6日登板を続け、状態に問題がなければ、31日の中日戦(札幌ドーム)でデビューマウンドを踏む。球団幹部も「順調ならその線が妥当」と認めた。

大谷打率3割 二塁打2本に強肩で初補殺も  - スポーツニッポン:2013/5/10

 右翼の守備に就いた大谷に、本拠地のスタンドから初のコールが送られた。だが負け試合では喜びも半減。帽子を取って深々と頭を下げた二刀流ルーキーに笑顔はない。

 「凄くうれしかったですけど、次はもっと接戦で打っていけるようにやりたいですね」。6回2死三塁からのプロ3打点目は本拠地初打点。マウンドには昨年までメジャーで活躍した楽天・斎藤がいた。メジャー入りを真剣に考えていた花巻東時代に何度もテレビで見てきた同じ東北出身の大先輩だ。「凄いなとか思いながらテレビで見ていました」。だが25歳上の相手に対しても冷静だった。「球種は多いし動く球は打ちづらい。球種を絞っていかないと」。1ボールから直球を空振りしたが、タイミングが合っていた。狙いは変えない。3球目、143キロ直球を左中間へ運んだ。

 4回の左中間二塁打に続き、初のマルチ長打を達成。守備では6回1死一、三塁から嶋の右飛を処理すると、ノーステップでカットに入った一塁・ホフパワーまで返球。タッチアップを狙った三塁走者のマギーを刺して初補殺もマークした。右足首を捻挫して2軍調整中は、同じく2軍にいた稲葉の打撃を観察。高校時代からフォームを参考にしてきたベテランが、夜間でもマシンを打ち込む姿を見てプロの厳しさを痛感した。再昇格後12打数4安打。通算打率も3割に達したが、5連敗では喜ぶわけにはいかない。

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