福岡ソフトバンクのドラフト6位・山中浩史投手が開幕ローテ入りへ、埼玉西武ドラフト1位の増田達至投手は最速139km/hに反省

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 福岡ソフトバンクvs広島のオープン戦が行われ、福岡ソフトバンクはドラフト6位の山中浩史投手が先発すると、4回を投げて3安打3奪三振無失点と危なげない投球を見せた。

 ストレートの最速は124km/h、しかし浮き上がる98km/hのストレートなど、社会人で磨かれたアンダースローはプロの打者を翻弄した。山中投手は「初勝利と言ってもオープン戦なんで」と話したが、結果を残し続けており開幕ローテーション入りの可能性が高くなった。

 一方、教育リーグの埼玉西武vs横浜DeNAの試合では、埼玉西武ドラフト1位の増田達至投手が実戦初登板し1回をノーヒットに押さえたものの、社会人時代に151km/hを投げていた球速は139km/h止まり、増田投手は「バラバラです。なんとか抑えた感じ」と話した。

 1軍キャンプに帯同したものの、すごい球を投げる周りの投手にペースを乱され、調整のために2軍に降格した。「キレ、スピードを戻すことを考えてやっていきたい」と話し、落ち着いた環境でもう一度仕切りなおしをして欲しいところだ。

 

 WBC日本代表の守護神、西武・牧田のような下手投げ。最速124キロながら、95キロのスローカーブを織り交ぜて打者を翻弄した。4回2死二塁のピンチも、高めに浮き上がるような122キロの直球で堂林を空振り三振に仕留めた。中継ぎで結果を残し続けて、巡ってきた初先発の機会。「(投手は)球速じゃないと証明できた」と、大きく胸を張った。

 

 先発投手陣はWBC組の摂津と大隣に加え、寺原、パディーヤ、武田、帆足など、実績あるメンバーが顔をそろえる。残された枠は少ない。「結果、無失点だからね。課題はまだあるけども」と秋山監督は評価したが、当確ランプをともすのはまだ先の話。山中は「やれるなら先発をやりたい。チャンスなので」と意気込み、ハイレベルの競争に挑む。

 初回は先頭打者を出したが、後続をしっかりと抑えた。2回は中軸の栗原と、若手で売り出し中の堂林を連続三振。堂林は120キロの速球を高めに続けて仕留めた。下手投げの右腕は「あれは理想。真っすぐは球速ではないと証明できた」と胸を張った。秋山監督は「課題はあるけど、結果は無失点だからね」と話し、高山投手コーチも「持ち味を出していた」と評価。

 

 摂津、大隣の侍ジャパン組の日程は流動的で、先発候補は多いに越したことはない。「開幕1軍ならどこでもいい」と話していた山中も「今はチャンス。やるんだったら先発をやりたい」と鼻息も荒かった。

 直球とスライダーを武器に、打者3人をピシャリと封じた。それでも満足とは程遠い。「自分を出そうと思ったが、ボールが高めに浮いて何とか抑えた感じ。まだまだです」。最速152キロの剛腕だが、この日は139キロ止まり。それでもプロの投手として、まずは第一歩を記した。

 

 首脳陣は即戦力のセットアッパーとして期待する。2軍でのんびりしている暇はない。「まずは自分の球を投げられないと、上がることもないと思う。直球のキレを大事に考えてやっていきたい」。ファームで汗にまみれ、昇格の時に備える。

 先発して1回無失点も最速は139キロ止まり。「なんとか抑えたという感じ」と表情を曇らせた。最速152キロの守護神候補としてキャンプ1軍スタートも調整遅れで2軍降格。視察した杉本投手コーチは「キャンプよりは良くなっている。開幕?彼の頑張り次第」と奮起を促した。

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