福岡ソフトバンクも大きな戦力補強を行い、一気に優勝を狙う。サファテ投手、スタンリッジ投手、ウルフ投手、李大浩選手といった外国人にFAで中田賢一投手、鶴岡慎也捕手を獲得した福岡ソフトバンク、ドラフト会議で獲得した森唯斗投手、岡本健投手も順調の様子だ。
ドラフトでは少数精鋭の補強
2013年のドラフト会議では本会議では4人の指名で終えた福岡ソフトバンク、その後、外国人やFAによる補強が大きく話題となったものの、この4選手の素質は高い。特にドラフト2位で指名した森唯斗投手は既にブルペンで変化球も投げ始め、ハイペースな調整を行っている。また岡本健投手もこの日ブルペン入りし、ストレートのみ29球を投げた。
二人とも昨年はリリーフとして登板をしているが、森投手は体は大きくないものの勢いのあるフォームから強気のストレートをバシバシ投げてくる。岡本投手は高校卒から3年目の若い投手だが、ストレートをインコースに厳しく突いて、スライダーで空振りを奪うなど組み立てが素晴らしい。日本選手権では新日鐵住金かずさマジックを日本一に導き、今年もかなり活躍できると思う。外国人を中心とした先発陣を受けて、この二人のリリーフが抑えてく形が必勝パターンとなってきそうだ。
加治屋蓮投手は素質評価
ドラフト1位で指名した加治屋蓮投手は高校時代は無名の高校で、また社会人時代もケガの為にあまり登板する姿が見られない投手だった。しかし152km/hの速球を投げる投手としてドラフト1位指名を受けた。高い素質と反面、両足の疲労骨折や昨年も入団会見時に疲労骨折を告白するなど、鍛冶屋の諸刃の刀といった感じだ。
しかしその骨折も直り、この日は屋外でランニングを開始した。100mを12本とまだまだだが、それでも走れるまでになった事で、スタートラインに立てた。この日は同じくケガで苦しんだ斉藤和巳氏が視察し、「ケガで投げられないストレスを、マウンドで爆発させたらええ」と焦らないようにすることをアドバイスした。ケガを克服したとき、この才能がどこまで伸びるのか、計り知れないところがある。
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