阪神・藤浪晋太郎投手を巨人が警戒、甲子園で対戦も

阪神球団ニュース 2012年ドラフトニュース

 巨人の3人のスコアラーが阪神のキャンプを視察し、ドラフト1位の藤浪晋太郎投手について「5番目,6番目に入ってくるんじゃないか」と警戒感を示した。巨人は阪神と開幕4カード目となる4月9日から甲子園で3連戦があり、藤浪晋太郎投手をぶつけてくる可能性もある。

 藤浪投手はこの日も捕手を立たせたままで50球、自分のペースで調整していた。既に開幕ローテーション入りしている投手と同じ調整を続けている。阪神はエース能見投手がWBCに出場するため、その影響から開幕カードで投げるかはわからない。岩田、メッセンジャー、スタンリッジ、そして5番手、6番手の投手が開幕ダッシュのカギとなりそうだ。

 昨年の甲子園での投球をみると、プロでも十分活躍できると思う。本来ならば甲子園でデビューをさせたいところだが、そうも言っていられない。開幕カードの対東京ヤクルト(神宮)、2カード目の対中日(京セラドーム)のいずれかで登板が考えられるが、3カード目が対広島(マツダスタジアム)で4カード目が対巨人(甲子園)であることを考えると、2カード目の中日戦で登板し、4カード目の甲子園の巨人戦にぶつけるような感じがする。

 

  197センチ右腕の剛球が、巨人の007の度肝を抜いた。太陽が照りつける昼過ぎ、背番号19が拍手で迎えられブルペンに登場。これまで通り、捕手を立たせたまま直球のみを投げ込んだ。しかし、ヤクルト、広島のスコアラーとともに鋭い視線を送った巨人の3人の偵察部隊は、ただ者ではないことを瞬時に見抜いた。

 

 前回(09年)のWBCで、日本代表のスコアラーも務めた三井統括ディレクター(52)は「スライダーがいいのは知っていたけど、ストレートも垂れない。バッターの手元で伸びがある」と褒めあげた。さらに「(阪神の先発陣は)4人は決まっているけど5番目、6番目に入ってくるんじゃないか」と能見、岩田、メッセンジャー、スタンリッジに続く開幕ローテ入りまで予言した。

 

 開幕4カード目の4月9日からは、甲子園で巨人戦が組まれている。5、6番目の先発要員となれば、今年初の宿敵との3連戦でいきなり高卒ルーキーが登板する可能性もある。「(体が)前に出るのが早い時がある。その時はボールが抜けているけど、もう少し下半身に粘りが出てくれば、もっと良くなる」と三井ディレクターは課題を挙げながら、さらなる伸びしろがあると断言した。

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