藤浪晋太郎投手がシート打撃で10人を相手に1安打2奪三振、大谷翔平選手はオープン戦デビュー

阪神球団ニュース 北海道日本ハム球団ニュース 2012年ドラフトニュース

 阪神のドラフト1位・藤浪晋太郎投手はオープン戦に出場せず、キャンプ地の宜野座でチームの主力を相手に登板した。

 大阪桐蔭の先輩である西岡剛選手にはストレート勝負でヒットを打たれたものの、日高選手、関本選手からスライダーなど変化球で三振を奪い、打者10人で1安打2奪三振と好投を見せた。西岡選手の第2打席は同じくストレートを詰まらせて外野フライに討ち取り、きっちりと借りを返すのも忘れなかった。

 藤浪投手は「ある程度、狙ったところに行ったのでよかった。」「あとは まっすぐとかの微妙なコントロールですね。と話し、調整が順調に来ているようだ。先輩・西岡も「球に勢いがあり、変化球も切れる。間違いなく良い投手になる。」と後輩を褒め称えた。

 1軍のベテランエースクラスの調整で進めている。早ければ3月3日の西武戦でオープン戦デビューし、開幕に合わせて調整をしていく。

 また北海道日本ハム・大谷翔平選手は一足早く、その阪神とのオープン戦でデビューした。といっても打者としてだが、4回1アウト満塁の場面で代打で登場すると、初球、2球目のストレートを見たあと、3球目のインコースのストレートをファールする。

 そして特筆すべきは4球目、初めて投げられた変化球を長い手を使ってバットに当て、ファールにした。大谷選手は「握りが見えたので」と話し、始めて投げられた変化球にも関わらず投手のクセを見抜き、対応していた。これは自分が二刀流で投手をやっているから、わかったことかもしれない。

 続く5球目はフォークを予想し、見逃すつもりでいた。予想は見事に当たったがストライクゾーンに来たためバットを出してしまい併殺打に打ち取られた。

 追い込まれてからの対応力も十分にある。あとは追い込まれてから思い切りの良いバッティングができるようになれば、打者としては1軍で使える。

 外野では2イニングを守ったが、5回はライトフライ2つにライトオーバーフェンスのホームランなど3球、6回はライトフライ1つにライト前ヒット1つと、短いイニングの割りに守備機会が多く、大谷選手は「結構飛んでくるなと思った」と無邪気に答えていた。

 藤浪晋太郎投手、大谷翔平選手、連日話題を振りまく。この二人の記事を読むのが楽しみで仕方ない!

 

 阪神のドラフト1位新人、藤浪晋太郎投手(18)=大阪桐蔭高=が23日、シート打撃に初登板し、西山や桧山ら打者10人を1安打に抑えた。関本と日高からは空振り三振を奪うなどし「感触は良かった。ベストと比べて八割くらいには来た」と初の実戦形式の登板に手応えを口にした。

 

 最初は直球がシュート回転し、西岡に安打されるなど制球がばらついた。そこで変化球中心に切り替え、主力クラスを次々と翻弄。「投げていく間に自分で考えてやった」と修正能力の高さを事もなげに振り返った。

藤浪主力斬り - ニッカンスポーツ紙面:2013/2/24

 

 球場を包む歓声が、ため息に変わった。大谷が代打で登場したのは一発出れば同点という4回1死満塁。2年目・伊藤和の5球目フォークを打って投ゴロ併殺に倒れた。

 

 「落ちる系の球は頭にあった。投ゴロ以外ならゲッツー崩れで1点もあった。最悪です」

 

 反省の言葉を並べた18歳だが、その後に驚きの言葉も口にした。追い込まれてからファウルにした、4球目について。「握りが見えた。ボール気味だったけど、いってもいいかなと思いました」

 

 1ボール2ストライクから内角低めに食い込んでくるスライダー。直球が3球続いた後の変化球、しかも左打者の泣きどころである膝元のコースに難なく対応した。

 

 「たまたま走者も(二塁に)いて握りが見えたのもある。僕は結構握りは見る方です」。対外試合デビュー戦。好機での出番に「よっしゃ!と思った」という。そんな中でも冷静に相手投手、そして状況を分析。同じ左打者として日本ハム、阪神で活躍し、ネット裏で見守った片岡篤史氏(スポニチ本紙評論家)は「外角をファウルした後の内角へのスライダーにもしっかり反応していた。右投げ左打ちの打者は軸が前にいきやすい傾向があるが、大谷は軸がぶれていない」と評価した。

 

 新人離れした打席での対応力は併殺打となった5球目にも表れている。2安打した17日の紅白戦(くにがみ)は最後の打席で植村のシンカーに空振り三振。プロのウイニングショットにかすることもできなかっただけに、栗山監督も「そこに意識を持ちながらの打ち方。悔しいと思うけど、前に進めるかどうかが大事。考えられる対応をしている」とうなずいた。

 

 凡退後はプロ初の右翼の守備へ。中継プレーでまずい送球があったものの3つの飛球は無難に処理した。6回2死ではネクストバッターズサークルで準備を進めたが大引が三ゴロ。直後の守備から退いた。当初から代打の後は2イニング守備に就かせる予定だった指揮官も「悪魔がかなりささやいた」と、もう1イニング守らせることを考えたほどだった。

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