阪神より戦力外となり、自由契約または任意引退をした選手の進路をまとめます。
阪神の自由契約・任意引退選手の進路
選手名 | 守備 | 通算成績 | ドラフト | 出身 | 進路 |
関本賢太郎 | 内野手 | 1272試合打率.278、312打点 | 1996年ドラフト2位・阪神 | 天理高 | 評論家 |
藤井彰人 | 捕手 | 1073試合打率.236、173打点 | 1998年ドラフト2位・近鉄 | 近畿大 | 阪神球団職員 |
加藤康介 | 投手 | 320試合20勝43敗1S | 2000年ドラフト2位・ロッテ | 日本大 | BC・福島 |
黒瀬春樹 | 内野手 | 79試合打率.211、7打点 | 2003年ドラフト2位・西武 | 県岐阜商 | 西武スコアラー |
玉置隆 | 投手 | 20試合0勝0敗 | 2004年ドラフト9位・阪神 | 市和歌山商 | 新日鐵住金鹿島 |
渡辺亮 | 投手 | 362試合15勝6敗0S | 2005年大社ドラフト4位・阪神 | 日本生命 | 阪神スカウト |
藤原正典 | 投手 | 58試合1勝0敗 | 2009年ドラフト2位・阪神 | 立命館大 | 未定 |
田上健一 | 外野手 | 123試合打率.247、3打点 | 2009年育成ドラフト2位・阪神 | 創価大 | 未定 |
関本選手は大型のセカンドとして注目され、破壊力ある打撃が評価された。また足もあり1番も打っていた。プロでは長打力で活躍するのは難しいと早めに確実な打撃を狙う選手になることを決めてそれに取り組み、2006年に71試合に出場すると、その後は2番などでつなぎをの打撃を見せ、また代打としてもファンを沸かせる活躍をした。
藤井選手は捕手は当初は嫌がっていたものの、近大付では金城龍彦投手とバッテリーを組んで甲子園に出場、また近大で捕手をしていたが、宇高伸次投手とバッテリーを組むと、二岡智宏選手等もいたチームで大学野球選手権や明治神宮大会などで優勝した。大学代表でも上原浩治投手などの球を受けて評価が高まり、ドラフト2位で近鉄に指名された。プロでは分配ドラフトで楽天に移籍すると、正捕手として起用されたが、嶋捕手が入団すると徐々にスタメンマスクの機会は減った。
加藤投手は左から大きなカーブと速球を投げる投手として注目され、オリンピック代表候補として千葉ロッテのキャンプに派遣されると高い評価を受け、その年の秋にドラフト2位でロッテに指名された。1年目に9勝、2年目に11勝を挙げるなど左の先発として順調なスタートを切ったが、3年目以降成績が低迷した。
黒瀬選手は高校通算43本塁打を誇る大型遊撃手として注目され、ドラフト2位で西武に指名された。ポスト松井の期待もかかったが、思うような活躍が見せられなかった。
玉置投手は140キロ前半の速球と沈むボールがあり三振が奪える投手として9位で指名された。2年目で1軍に昇格し登板を果たすなど期待も高かったが、1軍での実働は5年に終わった。
渡辺投手は小柄ながら150キロを記録する速球とフォークボールにより同志社大時代から注目され、日本生命を経てドラフト4位で阪神入りした。2年目からリリーフとして50試合前後を投げ続け、阪神の勝利に貢献していた。
藤原投手は長身左腕で柔らかい腕の振りからキレのある速球と変化球に注目され、立命館では関西学生リーグ戦で16勝を挙げていた。球威は不足をしている様に見られたが阪神がドラフト2位で氏名した。故障などもあり1軍での登板数は増えなかった。
田上選手は50m5秒台で走り、遠投110mという強肩が売りの外野手で、リーグ戦では首位打者にも輝くなど評価されていた。素質を見込んで育成ドラフト2位で獲得すると、初年度のキャンプでいきなり1軍キャンプに昇格、3月29日には支配下登録されるなどハイペースで上がっていった。プロ6年間で123試合、盗塁などで貢献をした。
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