阪神、FA人的補償にドラフト6位ルーキー・尾仲祐哉投手を即決

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阪神は大和選手のFA移籍に伴う人的補償で、横浜DeNAのドラフト6位ルーキー・尾仲祐哉投手を名簿が届いてからすぐに決定、全員の意見が一致して獲得を決めた。

ドラフト6位、1年目で1軍に11試合登板

尾仲祐哉投手は広島経済大から、昨年のドラフト6位でDeNAに指名された。身長は173cmと小柄だが角度のある150キロのストレートと沈むボールが特徴だった。

そして1年目のシーズンは、2軍で主にリリーフとして登板し、25試合で1勝0敗5セーブ、防御率1.38と好成績を記録、1軍にも5月と8月に2度昇格し、8月22日にはプロ初勝利を挙げた。11試合に登板して1勝1敗、防御率6.52という内容だった。

通常FAに伴う人的補償については、プロテクト名簿が届いてからじっくりと健闘し、獲得したい選手がいなければ、金銭のみという選択肢になるケースもある。しかし今回は、DeNAからプロテクト選手の名簿が届いたのが9日で、10日には獲得する選手が決定した。

金本監督によると、「球団の編成の方が吟味して推薦してきて、それで僕も確認して、いいですね。おもしろいピッチャーですねと」いう流れで獲得が決まった。球団も「金本監督とも相談の上、総合的に判断した結果、全員の意見が一致し、尾中選手を獲得する旨を横浜球団に伝えさせていただきました。」と話し、満場一致、即決だったことを明らかにした。

尾仲投手はプロ1年で移籍という事になったが、球団は「年齢も若く、能力も非常に高い選手という評価で、将来性も十分ですし、来シーズンからも勝負できる素材だと思っています。」と評価、金本監督も「まだ年齢的にも若いから、今からでも先発をね。練習すればタイプ的には先発だと思うけどね。俺は」と話し、先発投手として阪神で2度目のスタートを切る。

高校時代は高稜高校でプレーし、野球を続けるために広島経済大に進んだものの、そのレベルの高さに最初は球拾いをしながらあきらめかけた。しかしそこから150キロ右腕へと成長し、ドラフト6位で指名されると、翌年には人的補償で獲得される選手となった。これからも他球団から獲得したいと思われるような活躍を見せてほしい。

2016ドラフト指名選手

「いいボール投げてたよ、あの時も」と指揮官。事前に尾仲という選択肢を描いていたわけではない。DeNAからリストが届いてから「球団の編成の方が吟味して、推薦してきて。それで僕も確認して。『いいですね、おもしろいピッチャーですね』と」といった流れでの指名だったという。その中で光るものを感じ取った。

「ノビシロがあるから。年齢も若い。調子いい時は150キロを超えているし」

 即決だった。谷本副社長兼球団本部長が球団事務所でDeNAからの名簿の到着を確認したのが前日9日の昼。そこから24時間後にプロテクトされていなかった「尾仲」を選択し、DeNAに通告。その間に指揮官も映像をチェックした。

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