報徳学園は昨年の借りを返す、岸田行倫選手がチーム引っ張る

岸田行倫

 選抜高校野球大会、昨年出場した報徳学園はプロ注目の乾陽平投手などがいたものの、初戦で常葉菊川に3-4で敗れた。3番遊撃手として唯一1年生で出場した岸田行倫選手が、今度は捕手として主将として、甲子園初戦突破を目指す。

 

遠投115mの強肩

 岸田投手は1年生の春からサードとしてレギュラーで出場し、その後に遊撃手となると昨年の選抜大会で唯一の1年生としてしかも3番を任された。常葉菊川戦では4打数1安打、9回の先頭打者として2ベースヒットを放ち、その後、1点差となるホームを踏んだものの、そこで試合が終わり初戦で敗れた。

 岸田選手には悔しさがある。2-1とリードして迎えた8回、先発した乾陽平投手が2アウト満塁のピンチを向かえ、打席にはプロ注目の遠藤康平が立つ。遠藤選手はショート方向に痛烈な打球を放ち、岸田選手がこれを捕れずに走者一掃の3点タイムリー2ベースとなった。「捕っていれば」と繰り返し思ってきた。

 その後、春季大会では乾陽平投手など投手陣がケガなどで離脱し、投手としてマウンドに登ると社高校を完封した。遠投115mのチーム1の強肩は球速もチーム1だった。そして昨年秋に捕手に転向した。

 捕手として基礎から練習をし、チームの投手陣を率いて選抜出場に導いた。秋季大会では打撃でも5割近くの打率を残し、ホームランも通算10本とした。捕手としてはスタートしたばかりだが岸田選手はプロを意識しているという。まずは甲子園の1勝、そしてプロ入りが今年の目標となる。

 

 

岸田の倍返し - デイリースポーツ紙面:2014/1/29

 


PAGE TOP