豊川高・田中空良投手が145km/h記録、13回を12奪三振完投

田中空良, 豊川高

 日本文理を延長13回の末、サヨナラで下して2回戦に進出した豊川高校、エースの田中空良投手は今大会最速となる145km/hを記録し、キレ味鋭いスライダーで延長13回で12の三振を奪った。

今後注目される投手に

 甲子園は球速が出やすく、田中投手はこれまで142km/hが最速だったため甲子園では145km/hを出してもおかしくない。ただし動くストレートを投げる田中投手のストレートが、日本文理で187cmから投げ下ろすプロ注目エース・飯塚悟史投手の最速143km/hを上回った。

 最速を記録したのは4回の飯塚悟史選手への打席で、「有名な選手だったので意識して投げた」と話して力を込めた。その球も大きくシュートしていく球で、とにかくツーシーム気味に斜めの回転で大きく横に動くストレートを投げていた。

 そして右打者の外側に鋭く沈むスライダーのキレ味も抜群で、13安打を打たれながらも三振でピンチを切り抜けた。

 177cm74kgで、昨年秋は公式戦12試合に登板し10完投3完封、87回を投げて59奪三振20四死球で防御率は1.34。三振を多く奪う投手というよりは、動くストレートで打たせて投球だったようだが、この冬で球威が増して三振も奪える投手になってきた。このピッチングを続ければ、プロも十分意識できる投手となる。このセンバツ大会が田中投手の評価を一気に挙げる大会となりそうだ。

 

  この日投げ合った飯塚は強打者でもあり「有名な選手なので意識した」と自己最速の145キロの速球などで1安打に抑えた。毎晩寝る前に甲子園のマウンドで投げる姿をイメージしたことで「全然緊張しなかった」と、スライダーやスプリットもさえた。「次は池田をイメージしていきたい」と次戦を見据えた。


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